ボルダリング選手のTFCC損傷
ボルダリング選手にもTFCC損傷の方が多いです。
というよりも、ボルダリングをされている方はTFCC損傷が多いというより、手首の痛みが多いです。
TFCC損傷は手首の小指側の痛みが特徴ですが、ボルダリングをしている人は小指側だけではなく、真ん中や親指側の人も多くいます。
そして、いわゆる腱鞘炎の方も多いですし、パキると言われる指の痛みの方も多い。
他にも手首が抜けそうな感じになるなど。
手首というのはいわゆる手の甲側と、手のひら側どちらも手首です。
そして親指側小指側。
痛みの出る場所と、動きによって原因となる筋肉が異なります。
指の筋肉なのか、手首を動かす筋肉なのか、でも違います。
そしてそれぞれの筋肉をケアをするためのコツも違うのでなかなか大変ですね。
ただ一つ言えることは、前腕の筋肉は手首の痛みにとても大きな影響があるので、ほぐしておいて損はないです。
沢山のボルダーの方に施術を行いましたが、皆さん前腕がガチガチになってます。
自分で筋肉を押したら、痛いとか効いているとか実感できると思います。
そして、酷使した後にアイシングをする方もいると思いますが、私はお勧めしません。
それよりは使った筋肉を大きく伸び縮みさせてやることと、ストレッチをしてやることです。
細かいやり方など企業秘密の部分になりますが、ご自身でいろいろやりながら見つけていただけたらと思います。
強いボルダーになるためには、けがをしないこと、練習を続けられることですよね。
筋肉のケアをせずに酷使を続けると、けがにつながりますし、そもそも普段のパフォーマンスも下がってしまいます。
ボルダーはとにかく、もともと手首の筋肉を酷使するスポーツです。
そして、課題によって体の使い方を制限されます。
制限された中で上達をする必要があるので、日々のメンテナンスも大事なのだと思います。