ストレッチの常識
大分前に書いたことのあるテーマ、「運動前のストレッチ」
以前私が記事にしたときでも、私がそのことを知ってから5年以上経過していたので、ざっと10年以上前には知られていたことです。
運動前は筋肉を伸ばすストレッチはしない方が良いという話です。
先日埼玉に引っ越してきて、初めてバドミントンのサークルに参加してきました。
いわゆる新参者として参加したわけです。
そしたらそこでは、みんなで一斉に準備運動やストレッチをするのです。
私からすると
「おぉ!まだストレッチをやってるんだ!?」
と思ったのですが、新参者の立場で、
「ストレッチって運動前にしない方が良いんですよ?」
と言う勇気はありませんでした。
さすがの私も空気を読みました。
でもいつかはその話もしてみようと思います。
人ってやっぱり自分の信じているものを否定されるのって、あまり気分のいいものではないですよね。
私もあまりいい気分ではないと思います。
ただ、私は理屈っぽいので、理屈で納得すると逆に新鮮に思って勉強になると思うのですが。
人によっては感情的に、受け付けない人もいるだろうなと。
運動前のストレッチとか、アイシングについてとか、身体の痛みがあるときの対処方法とか。
常識を覆すのはなかなか大変なことです。
例えば手首の痛みがあると、病院では固定をしなさいと言います。
でも、実際には、ほとんど手首が動かないように固定をして、何週間も動かさないでいたら、手首は固まります。
固まると、動かす時に痛みが伴います。
動かして痛かった手首が、長期間動かさないでいると、もっと痛くなるのです。
いわゆる拘縮と言うものです。
だから、痛みに対する不安感から、しっかり固定をした人ほど治りにくくなるのです。
ほとんどの人はお風呂の時などに外して、痛くなさそうだったら動かしちゃうのでそこまでならないんですけど。
痛い時には安静って常識になっているのに、安静にしすぎると痛くなるって多分一般の人は知らない。
長時間寝ていると体が痛くなるというのも、なったことのない人には分からない。
ストレッチについての常識も、まだまだ知っている人は知っている、知らない人は知らないです。
私が発信する、手首に対する内容はもっと時間がかかるんだろうなと思います。
ストレッチに関してはやった場合とやらない場合の差をあまり実感しないから仕方がないのかもしれません。
手首に関する情報は、筋肉のケアを病院や接骨院でやればやるほど、そんなんじゃ治らないと思われてしまう気がします。
同じじゃないのに。