医学情報が偏っていく弊害がこんなところにも
ここ最近私が気になっている医学情報。
赤ちゃんの頭の形の治療。
赤ちゃんの頭って柔らかくていびつな形をしていたりしますよね。
でも成長に伴って、だんだん修正されていく。
のですが、これを変形として、治療しようという動きがあるのです。
私はこの流れが嫌いです。
と言うのも、赤ちゃんの頭の形がなぜそうなるのか、そしてそれを制御出来るのか不明だからです。
同じケースで、治療を施した場合と施さなかった場合を比較することが出来ません。
すぐに変化が分かるわけではないので、続けなければいけないし、頭にヘルメットを着けるとか、赤ちゃんにとってかなり不快な刺激になると思います。
赤ちゃんが泣いたら外してあげたくなるのではないでしょうか。
たまに外したら、そのせいできれいにならなかったとか言われるのでしょうか?
頭の形がきれいになれば、治療のお陰、綺麗にならなかったら、治療を受けなかったらもっとひどい変形になっていた、このくらいで済んで良かったということになるのではないでしょうか?
子どもには幸せになってほしい、悩みが少なく育ててあげたいという親の心に付け込む、不安ビジネスのように感じるのです。
私の親くらいの世代までは、赤ちゃんの頭の形なんか気にしなかったのではないでしょうか?
形がいびつでも自然に治るという話だったように思うのですが、ネットで調べると自然には治らないなどと言う情報が出てきます。
本当ですか?
でも他の人の意見を参考にしようと思って、いろいろ調べても、個人の感想などは出ないようにされています。
赤ちゃんの頭の変形は気にしなくてもいいよ、と言う情報があっても出ないようにされたら、どうなるでしょうか?
不安なお母さんは、治療を選択するのではないでしょうか?
それって、マッチポンプと言う、詐欺に近いビジネスモデルではないでしょうか?
赤ちゃんの寝相でどうのこうのと言いますが、赤ちゃんも大人も寝ている時の姿勢など、意識のしようがありません。
個性と言う一言で受け入れてしまえばいいだけのことではないでしょうか?
むしろ、そう言うことをいちいち異常と捉えるほうが、差別や偏見を生むのではないでしょうか?
なんでもビジネスになっている現状を、私は嘆いています。
頭の形がいいのも悪いのも個性。
背の高い低いも個性。
個性を生かして、人生を謳歌すればいい。
無いモノを得ようとするから人は不幸になる。
不幸な人が増えるとビジネスチャンスが増える。
そういう社会が私は嫌いです。
だから、私はそういう社会を変えていきたいと思うのです。