TFCC損傷とは
多分私のページにたどり着くまでに、TFCC損傷についての情報は見られていると思います。
三角繊維軟骨複合体損傷。
簡単に説明をすると、手首の小指側にあるクッションの役割をする靭帯や軟骨を痛めているということですね。
手首の小指側に痛みが出るのが特徴で、手首を小指側に倒すと痛い、手をつくと痛い、手首をひねると痛いという症状があります。
安静にしていると痛みが和らぎ、酷使すると痛みがひどくなるという経過をたどります。
上記写真の丸を付けているところ辺りに痛みが出ます。
この写真では手の甲側ですが、平側に痛みが出る人もいます。
医学的には手首の小指側のクッション構造の損傷が、手首小指側の痛みの原因とされています。
しかし、私はここには痛みの原因はないと思っています。
すべての人に関係がないとまでは言いませんが、大半の方は関係がないと思っています。
大げさに表現すれば、冤罪事件だと思っています。
痛い手首の痛い場所を画像診断した時に、怪しいのはこれしかないという感じで原因を押し付けられているように思うのです。
TFCC損傷と同じように尺骨突き上げ症候群も私は痛みの原因ではない、と思っています。
尺骨が長いというのも痛める前からおそらく同じ長さだったはずです。
元々そういう骨格だったのに、痛めた後からそのせいになるのはやはりおかしいと思うのです。
損傷がないってこと?と混乱する方がいると思いますが、
私の見解では、
①損傷があるように見えているだけの可能性があるということ。
そして、
②損傷があったとしてもそれは痛みとは無関係ではないかということです。
軟骨は爪と同じようなものです。
爪に傷がついても痛くないですよね?
そういうイメージのお話です。
それにクッションが痛みを感じるのであれば、クッションの意味がないと思います。
手首小指側の痛みの本当の原因は?
本当の原因というより、私が思う原因は、
前腕のトリガーポイントです。
トリガーポイントという言葉自体あまり聞いたことがない人も多いと思います。
トリガー(引き金)ポイント(点)は痛みの引き金点という意味です。
アメリカの整形外科の先生が発見した、痛みの概念です。
筋肉にトリガーポイントが発生すると、離れた場所に関連痛を飛ばすというものです。
これは手首に限らず、様々なところに発生します。
《肩こりがひどくなると頭痛がする》 などもトリガーポイントが原因だったりするのです。
そのトリガーポイントが前腕部に発生すると、手首の小指側に痛みを発生させたりするのです。
TFCC損傷の方が痛みを感じるのは主に手首を動かしたときです。
その動きに関連する筋肉にトリガーポイントが発生して、関連痛を手首に飛ばすのです。
手首の小指側の痛みに関係する筋肉も複数あります。
上記の図も関係する筋肉の一例にすぎません。
このトリガーポイントをしっかりと作り替えていくためのケアが必要なのです。
ただ押せば良くなるというわけではありません。
私は自分で研究したので、TFCC損傷のためのやり方が、自分の体験として身に付きました。
そしてひとつお断りをしておきたいことがあります。
私は整体師ですので、お医者さんではありません。
ですので、TFCC損傷について、本当の原因はこうです!と言える立場ではありません。
だから、○○と思います、とか××と考えますとしか表現できません。
身分をわきまえればお医者さんの意見を否定する権利はありません。
しかし、私はこの症状で悩み苦しみ、挫折をし、その後克服をして、スポーツを思う存分楽しめています。
TFCC損傷に関わる先生方や、この症状で手術をした後などで、私の発信を見て不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。
しかし、TFCC損傷の方を救いたいという思いがありますので、希望と安心を伝えていきたいと思います。
整体は治療とは言えない
整体は医療ではないけれど、その変わり医学の常識では考えられない結果も出せるのです。
私のところへは、手術を何度も繰り返し、もう出来ることは何もない、と医学的にはお手上げの状態で来られる方もいます。
TFCC生活期 メモ
ほとんど手首が回復することは諦めていた方です。
私の施術もすべての人に効果があるわけではありません。
手術が本当に必要な方もいらっしゃることと思います。
しかし、あくまでも手術は最終手段であるべきと思っています。
保存療法で良くならない方が手術を検討されますが、一般的な保存療法に私のようなアプローチは含まれていません。
筋肉のケアをリハビリの先生や町の整骨院などでやってもらう方もいると思いますが、私のやり方は別物です。
私の施術はその場で痛みの変化が起こります。
8~9割の方に、その場で効果を確認していただいております。
効果のないまま、何度も通院して、このままでは良くならないから、と手術に踏み切る方がいますが、当院の施術を一度でいいから試してから手術を検討していただきたいと思います。