首こり
首こりは肩こりとも同じメカニズムで発生しますので、肩こりのページも参考になると思います。
コリと痛みと別々に表現する方もいらっしゃるとは思いますが、どちらも筋肉の異常です。
首の筋肉の血流が悪くなると、重だるい感じ、いわゆるコリという状態になりますし、
血流の悪い筋肉を動かす拍子に痛めると、痛くて動かせない首の痛みにつながります。
よく首のすじという表現をすることがありますが、解剖学的には「すじ」という組織は存在しませんので、「筋肉の筋」とかいてすじと読みます。
靭帯とか腱もすじと表現するみたいですので、まっすぐに伸びてるものを「すじ」と便利に表現しているようです。
借金で首が回らないと表現されるように、ストレスとつながりが深い場所でもあります。
嫌々勉強をやっていたりするとすぐ首が痛くなっていたりします。
ストレス状態(緊張状態)の時には全身の血流が悪くなります。
その時に、姿勢の悪さなどで首の筋肉の負担が大きいと、他の場所に辛さを感じる前に、首がまず痛くなります。
頭はおよそ5キロほどの重さがあります。
2リットルのペットボトル2.5本分と考えると、随分重たいのが分かると思います。
良い姿勢だと、首の筋肉で頭を支えなくて済むので負担が少ないのですが、悪い姿勢になると頭が前に傾くので、首の後ろの筋肉が頭を支えるために負担が大きくなります。
その負担によって筋肉の老廃物が発生して、なおかつ首を支えるだけ支えて動かさないので血流が悪くなり、発痛物質が溜まってきます。
首のコリを解消するには首の筋肉を良く動かすことです。
動かすと痛い場合もあるでしょう。その場合でも痛みの少ない範囲で少しずつ動かすとだんだん痛みが和らいでくることが多くあります。
しばらく動かしていなかった筋肉を動かす場合には痛みを感じるように出来ています。血流が悪い場所は潤滑油が無いようなものですから。
もちろん首の筋肉を傷めてしまった場合には、回復するのに時間がかかります。
その場合でも、動かさないように固めるよりは、痛みが少ない範囲で動かした方が治りも早くなります。
そして動かしてもコリが解消されない場合には、自律神経の緊張状態が続いてリラックス出来なくなっているので、ストレス解消をはかったり、悩み過ぎない考えすぎないようにする必要もあります。
当院の施術では、直接首の筋肉の緊張も取って、動かしやすい状態にしていきますし、施術によって自律神経の緊張も取れてきます。
施術と日常の過ごし方を変えていくことで、痛みの出にくい環境を作っていきましょう。