足首の捻挫の治し方
施術家たるもの自分の故障から学ぶことが多くありますよね。
私も過去にいろいろ故障をしたことで、学んだことがあります。
今日はそのひとつ、足首の捻挫(ねんざ)について書いていきたいと思います。
ちなみに私の以前の捻挫の記事はこちら
足首の捻挫、スポーツをしている人だと1度や2度はなったことがあるのではないでしょうか?
基本的には捻挫は安静にしましょうと言われています。
RICE処置というのですが、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)
を行うのが良しとされています。
私の中ではこの初期段階の処置もどうかな?という気はします。
がここでとりあえず、流します。
というのも一応、急性期の捻挫などは整体は適応症状ではないので、行くなら病院をお勧めします。
捻挫で通院をするのは基本的には病院か、整骨院だと思います。
しかし、それで良くならないのであれば、整体の出番ということになります。
いや、整骨院で治してくれたらいいんだけど、治らないという場合、整体に来てもらっても対処が出来ます。
捻挫して度合いにもよるのでしょうが、軽度だと1~2週間、ある程度きつくても1か月ほどすると運動に復帰できるはずです。(極端な例は別とします)
もう動いてもいい頃なのに、なぜか痛みがまだ取れない、違和感があるという場合、筋肉のケアが必要になります。
ほとんどの人は治ってきたら、勝手に自分の感覚で動かし始めます。
しかし、怖がりな人や、きちんと治さないと!と切羽詰まった人は、過剰に安静にしたりします。
そうすると動かないことで、筋肉にトリガーポイントが発生したりしてより痛みがしつこく残ったりするのです。
適度に動かした人でも特定の筋肉がうまく働けないまま、無理やり動いていたりすることも多いのです。
普段は痛くなくても、使いすぎたりすると足首のくるぶし辺りや、足首の根元前側、足の甲あたりに痛みが出たりします。
この後遺症のような症状も筋肉のケアで改善出来ます。
靭帯を痛めるという表現をしますが、靭帯を伸して痛める前に筋肉が伸びないように必死に抵抗します。
それが耐えられずに捻挫をするわけです。
だから、筋肉も一緒に痛めているのです。
で、筋肉を痛めるというと、すぐに筋肉痛のようなものを想像してしまうのですが、甘いのです。
トリガーポイントを形成してしまうと、血流が悪くなるので、筋肉の修復も出来ず、痛みが慢性化します。
痛む動きや場所によって、ケアをするべき場所はいろいろですが、前脛骨筋や、腓骨筋などが原因となっています。
これを上手に見つけて上手にケアをしてやると、わりとすぐに痛みが取れていきます。
数か月痛みっぱなしだった人でも、私の施術を受けると、1・2回したら走るくらい(ジョギング)は出来るようになります。
しっかり止まったり飛んだり、負担の強い動作も平気になるには数回必要ですが、不可能なことがどんどん出来るようになります。
時間が経っても治らないから、筋肉の痛みじゃないなんてことはありません。
慢性的に痛いのは筋肉が正常に作り変えられないからです。
捻挫の痛みも、適切な処置をすれば問題なくなりますので、諦めなくてもいいと思います。
こういう動きが痛い、こうすると痛みが出るというものは大体どこかの筋肉の痛みです。
何となくとか、どこかわからないけど、というものは別な現象の可能性もありますが。
病院や整骨院、整体院に通っている場合でも、適切なケアがされていなければ何回通おうが、有名な先生であろうが治りません。
それぞれの治療家は得意不得意があるので、その治療家の腕が悪いとかではなく、足首の捻挫の治療が得意ではないだけなのかもしれませんね。