心療内科へ行こうかと考える人へ
整体やカイロプラクティックを受けにくる方は、病院にもお世話になっていることがよくありますが、いわゆる整形外科だけじゃなく、心療内科に通われている方も多くいらっしゃいます。
ココロの問題とカラダの問題が同時に現れることも多いからです。
イライラしたり不安があったり、不満があったりすると大抵体の調子も悪くなるのです。
心療内科では投薬による治療がメインになります。
お薬によって救われるという人がいる一方、薬が手放せなくなってしまい、悪循環から抜け出せなくなっている方もいらっしゃいます。
で、本題ですが、やる気が出ない、イライラする、落ち込みやすい、疲れやすい、不眠症、不安になる、めまい、吐き気などの症状の場合、病院にかかるには心療内科が適していると思います。
しかし、整体やカイロプラクティックでの改善も期待できる症状でもあります。
これらの症状は脳内ホルモンが正常に働いていないことで発生します。
正常に働かない理由に、
①.ホルモンを分泌するための自律神経の働きが悪くなっている
②.ホルモンを作るための栄養素が不足している
ということが考えられます。
整体やカイロプラクティックでお手伝いできるのは①の自律神経の働きを良くするというところです。
ですので、整体で良くなるには、②の栄養素は問題無い状態でないと、効果が出にくいのです。
心療内科では薬によって、とにかく眠れるようにするとか、不安を抑えるとか、症状を楽にしてくれます。
でも根本的には、その状態に陥った環境を改善するとかは本人の努力が必要になるのです。
①の自律神経の働きを良くするには、人間関係や考え方の癖など、ストレスをいかにコントロールするかが重要です。
ですが、自分一人で簡単に変えられないものでもあるのです。
整体によって自律神経の働きを調整しながら、日常生活を少しずつ見直していくのが、いいと思います。
いずれにしても①は自分一人で良くするのが難しいですから、そこで、②に注目したいのです。
そもそも今までは心の病に対して食事が影響するなどあまり言われてきませんでした。
けれど、身体を作るのも脳内ホルモンを作るのも、食事が源になっているのは疑いようのない事実です。
ただ、その知識が一般の人には無かったし、医学の世界でも盲点だったりするのです。
新しい知識として、この本お勧めします。
栄養療法の本です。
書いてることを全部実行しようとすると大変だし、無理だろうと思う部分も私にはありましたが、何でもバランスが大事で、これだけ守れば大丈夫だろうと妄信するのも危険です。
でも、実際に食事が乱れてるなと感じる人は多くいます。
間食をやめられない人や、肉を避ける人、炭水化物ばかり食べる人、甘いものに目が無い人。
その方にとっては普通の食事でも、一般的に考えると偏っていることもあります。
そんな可能性を考慮して、一度本を読まれてみるといいですね。
体調を良くしたいと願う人の解決の糸口になればいいなと思います。
姫野先生の本以外にも溝口徹先生の本もおススメです。”アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!”などです。
本の内容は、ざっくりとホントにざっくりと言ってしまえば、糖質過剰とタンパク質不足、鉄分やミネラル不足が多いから、精製された白米や砂糖を減らして、お肉や魚を食べましょう。
というものがメインのお話になります。