常識を疑ってみる
子供の頃から、気になったことはどんどん質問するようなめんどくさい子供でした、島本です。
今になって思うと、そういう少々めんどくさい性格が今のように常識を疑うという点につながったのだと思います。
会社員の時でも、納得がいかなければ上司にでも「何でですか?」と突っかかってしまうようなとこです。
これが長所であり短所であり、私の個性でした。
そして今日はひとつ手首に関する疑問を投げかけてみます。
TFCC損傷は、三角繊維軟骨複合体損傷と言う病名を短くした呼び方です。
くわしくは他のサイトのほうがしっかり資料を作ってくれているので、分かりやすいかもしれません。
ざっくり言えば、手首の小指側の靭帯や軟骨などのクッションの役割をする組織が傷んでますよと言うことです。
その損傷が治るのを待つために、固定・安静をしましょうと言うのです。
まぁここまでは何となく理解できますよね。
で、だいたい安静を言われたときなど、湿布や痛み止めが出されます。
何気なくもらいますけど、湿布も痛み止めも、どちらも治りをよくするものではなく、痛みを抑えるものです。
痛いのを和らげてくれる鎮痛剤です。
痛み止めなんて飲んだら、痛くなくなるから動かしてしまいますよね。
もし軟骨が削れて痛みが出ているなら、その痛みを取ってしまったら軟骨がさらに削れる動きをしてしまいそうですよね。
クスリを飲んだら痛みが無くなってしまったら、やってもいい動きかどうか分からなくなりませんか?
クスリを飲んでなければ、痛くない範囲で動かすことが出来るけど、飲んだらどこから痛いのか分かりません。
痛みだけを取ってしまうってそういうことですよね、もし損傷が原因ならば。
私の施術で痛みが取れるけど、それはどうなんだ?となるかもしれませんが、そもそも損傷してないと考えてしまえば問題はないのです。
私の知識がそのまま患者さんにインストール出来たらどんなに楽かと思います。
知ってしまえば楽になるのに、知らないから怖がっている。
私からしたら、靭帯を痛めてると思って完全固定・安静にしている人が、
お化けを怖がってセコムを依頼している、怖がり過ぎている人と同じくらい異様に思えてしまうのです。
靭帯とか軟骨って痛みを感じるものでしょうか?