軟骨のはなし
みんなテレビのコマーシャルとかで刷り込まれているんですよね、
「膝が痛いのは、軟骨がすり減るから」
こんなのに騙されてはいけない。
すり減った軟骨では痛みが出るってみんな信じちゃっている。
だから、あまり無理しちゃいけないって思っている。
すり減った軟骨は再生しないから、大事にしないといけないと思っている。
軟骨は何の為にあるんですか?
一本の骨なら、動かない。
二本の骨なら、関節が出来るから、動くことが出来る。
骨と骨が離れているから、動くことが出来る。
そして、骨同士がぶつからないようにするため、スムーズに動くため(滑りの良さのため)に、軟骨というクッションが必要になるのです。
動かさないのなら、軟骨が必要なくなるのです。
必要が無いから、軟骨が無くなっていき、なんなら骨同士くっつけてしまおうとするのです。
骨棘とか出来るのは骨同士くっつけようとしているのです。
逆に頻繁に動かしたり、負荷が強くかかるなら、骨が痛まないように、クッションを厚くする必要があるのです。
寝たきりの80代の人と、フルマラソンを走っている80代の人、どっちの方が膝に負担が掛かっているでしょうか?
どっちの方が軟骨がしっかり残っているでしょうか?
スポーツを続けている80代と、運動不足を極めた80代、どっちの方が軟骨がしっかりしているでしょうか?
介護をやった人なら分かると思いますが、寝たきりの人は、関節という関節、全部固まっていきます。
だから、固まらないように時々、曲げ伸ばしとか、本人が嫌がっていてもやるのです。
使えば使うほど消耗するんじゃない。
使えば使うほど若返るのです。
めちゃくちゃスポーツやっているけど、膝が痛くなって、病院で軟骨が削れているって言われましたよ?
という人もいるでしょう。
スポーツをやっているのに、膝が痛む人は、筋肉のケアをしていないのです。
しているけど、痛むのであれば、出来ていないか足りていないのです。
病院や整骨、整体など行っていても痛む場合も、出来ていない可能性もあるのです。
原因の筋肉を特定してやれば、手首の施術と同様に、痛む動きがその場で楽になります。
ただ、そのケアが上手に出来るかどうかが大事なのです。
誰でも出来るなら苦労はしない。
世の中の専門家が膝の痛みをしっかりケア出来ていれば、軟骨が削れて痛みが出るなんて間違った情報、広まるわけがないのです。
軟骨が削れるというか、骨と骨の隙間が狭くなるのは、動かさなくなるから、どんどん軟骨が無くなっていくのです。
削れたから痛むのではなく、動かさないから痛みが出始めて、痛むからと言って動かさなくなるから、軟骨が段々削れて無くなっていくのです。
年齢のせいではない。
むしろ逆。
動かさないようにすればするほど、軟骨は無くなる。
そうしてどんどん状態が悪化していくから、年のせいという言葉が正しいように見えてしまうのです。
呪いに掛かっちゃだめだよ。
三浦雄一郎さん、65歳でメタボで、ひざ痛を患っていました。
半月板損傷していたそうで、膝の関節の隙間も、1mmもなくなっていたそう。
それがおもりをつけて歩くというトレーニングをするようになって、気が付いたら膝の痛みも克服していて、膝の隙間も4mm近くまで回復していたそうです。
三浦雄一郎さんは特別な人だと思う人もいるでしょう。
実際膝が痛いのに、あえてトレーニングで追い込む人はいないでしょう。
しかし、現実的に、半月板は再生したということです。
動かして再生することが分かっているのです。
歩けば歩くほど人は若返る
↑こちらの書籍にそのことを記載されてます。
痛いのを無理に動かせと言っているのではないのです。
痛みをしっかりケアをして、動かすようにすればいいのです。
さてこの話を聞いて、皆さんはどう感じるのでしょうか?
しまもと整体院にすでに来たことのある人なら、実際に手首の痛みが良くなっているわけですから、信じないわけにもいかないでしょう。
神経に突き刺すような痛みも筋肉です。
筋肉は何とも感じてなくて、関節が痛いという場合でも筋肉です。
年のせいと諦めたらいけない。
不幸になるだけだから。
死ぬまで自分の足で歩けるように、自分の体を信頼しましょう。