前回のブログで言えなかったこと
先日のブログを書いた後、まだまだ書きたいことがあった。
というのも、常識をひっくり返すという点で、私が言っていることも同様だから。
お勧め書籍というカテゴリの中で、書くのは変だなと思って書かなかった。
お医者さんですら、常識と異なることをするとバッシングを受けるのに、私なんて医師免許はおろか、柔整や鍼灸などの資格もない。
資格のことを考えると、柔整師を取ったとしてもケチがつく。
某知恵袋とか見ていると、
「TFCC損傷はとても難しい部分なので、整形外科でも分からないことがあるため、手外科の専門医にかかることをお勧めする」
「柔道整復師は、無資格の整体師に毛が生えた程度で、TFCC損傷を施術する知識はない」
とか、書かれているわけです。
となると、TFCC損傷に対して、ケチもつかずに治療が出来る資格を取ろうと思ったら、手外科専門医になるしかないんですよね。
一般の整形外科では扱いきれないから、手外科があるみたいに言われていますからね。
で、私が手外科専門医になれるか?
無理ですね。
反対意見を引っ提げて、その組織の中に入れてくださいなんて、出来るわけがない。
裸で蜂の巣をサッカーボールキックするくらい愚かなこと。
湿潤療法が広まってきている理由の一つは、誰が見ても明確な変化があるからですよね。
やけどをした、こんな傷が、こんな経過をたどって、こうなった。
皮膚の移植手術をした人と、湿潤療法で改善したものを比較するのは簡単ですよね。
糖尿病は、数値化したもので、ある程度判断できる。
けれど、皮膚と違って、血液や栄養の話は、全身に影響が及ぶため、デメリットとか副作用とかそういった部分で、議論が起こるのです。
長期的に見た場合、危険なんじゃないかと。
で、私が取り扱う痛みは、
数値化できない、可視化できない、良くなったかどうかを第三者が判断できないんですよね。
専門家が客観的に判断することが出来ない。
だから、痛みに関する医療は非常に難しい。
だから、客観的に判断できる、画像診断とかそういった方向で進化してしまったのです。
骨がどうの、靱帯がどうの、軟骨がどうのと。
その結果、痛みは改善されないのに、手術をされてしまう人も量産されてしまっているのです。
昨日紹介した書籍に、湿潤療法や糖質制限が広まった理由に、インターネットを上げられていたのですが、ネットの環境もその後また変わってしまったんですよね。悪い方に。
糖尿病とか調べても、すぐに出てくるのは専門医のページばかり。
学会の息の掛かったページが上位に出てくる。
「糖尿病 食事療法」
とか検索しても、糖質制限のページはほぼ出ない。
食品交換表という、炭水化物(糖質と繊維)を60%取るのが正しいとされる、糖質過多の食事を勧めてくるのです。
湿潤療法はラップのようなもので巻くのですが、
「やけど 治療法」
で画像検索しても、包帯で巻いている写真はあっても、ラップで巻いている写真はほぼありません。
つまり、学会にとって都合の良くない情報は出にくいようにされているのですね。
専門知識がなくても、わりと簡単で誰でもできる。
みたいな方法は、知られるわけにはいかないのですね。
私はただ、手首の痛みで苦しんでいる人を、こうやったら良くなるよ、と伝えたいだけなのですが、気が付いたら医学の利権に歯向かっている感じになっているんですよね。
シンプルに、困っている人がすぐに救われる方法が見つかる世の中になってほしい。