Q:施術を受けた後、むしろ痛みが強い
A:その痛みがどこに感じるかで原因も違うと思います。
まず、押された筋肉が、筋肉痛とか打ち身みたいな痛みがある場合、私の施術によって起こっている可能性があります。
施術の強度は、本人にある程度コントロールしていただいているはずですが、揉み返しのような痛さが出やすい人と出にくい人がいるので、痛みが出た方はちょっと強すぎたorやりすぎたのだと思います。
やっぱり施術の時、終わった後に、この痛みもない、あの痛みもない、と全部の痛みが軽減するのを実感してほしくてやりすぎてしまうケースがあります。
でも、あくまでも筋肉痛や打ち身みたいなものなので、時間と共に解消されていく痛みです。
ちょっと痛いなと思いながらも、ゆっくり動かしてもらうと、その痛みも解消されていくのは早くなります。
痛みが筋肉ではなく、手首の方にジーンと出やすい場合、自己ケアで効きやすいところばかりやってしまっている可能性があります。
筋肉の中にほぐれた部分と、ほぐれていない部分があると、血流のいいところ悪いとこの差が激しくて、関連痛が手首に出てしまうことがあります。
その場合、もう少し全体をしっかりほぐすといいと思います。
効かそうとしすぎないで、優しく触りながら、該当の筋肉を大きく伸び縮みさせるといいと思います。
私の施術の効きと、自分のケアの効きが違うからと、力技でやろうとしないでください。
触る指も細く鋭くやらないでください。
ケアをする筋肉によっては、指先で押さないといけないこともありますが、基本的には指先で力を込めるのはしないほうがいいのです。
上手く出来なくて、手首がただ痛いときは、痛みの少ない範囲でゆっくり大きく動かしてください。
お風呂の中とかで、温まりながら動かすと、痛みも緩和しやすいと思います。
痛み止めは出来るだけ飲まないでください。
この手首の痛みは、動かさなければそこまでひどい痛みにはなりません。
動かす量をコントロールすれば、痛みもコントロールできます。
痛み止めなどで、痛みを感じなくなるのであれば、痛むはずの角度になっても痛みを感じにくいのですから、無理な範囲まで動かせてしまいます。
そして、薬効が切れたらひどくなっている可能性すらあります。
痛み止めは、炎症を抑えるというものなので、組織の回復を遅らせるものです。
どうしてもという時は仕方ないですが、痛み止めの乱用は、痛みを複雑化させます。