骨密度を増やす方法
筋肉を強くするには、筋肉に負荷を掛けること。
骨を強くするには、骨に負荷を掛けること。
それなのに、薬やサプリメントやカルシウムを取れば骨が強くなると思っている人が多い。
そんな楽な方法で骨が強くなるなら、誰も苦労しないでしょうに。
テレビコマーシャルに洗脳されすぎです。
骨が強くなるために必要な栄養は、カルシウムとビタミンD・ビタミンKと言われています。
ビタミンDは日光を浴びることで、体内で合成されるのですが、女性とかは特に日焼け止めを塗ったりすることで、不足しがちになります。
ですので、その辺りは食事やサプリで補助しておく必要があるかもしれません。
で、そういう栄養素を十分に取り入れても、骨への刺激がないと骨密度は上がりません。
そこで運動をしましょうとなるのですが、わざわざ運動をするのが苦手な人は、運動をする環境を準備するだけで億劫になってしまいます。
まず初歩的な運動でおすすめなのは、やっぱりウォーキングですよね。
歩くことが負担ではなくなったら、ジャンプとかしてやるとより良い。
低いジャンプが出来たら、ちょっとずつ高いジャンプをする。
他にも、その場かけあしとかいいですよね。
かけあしは、縄跳びでかけあしをするイメージをするといいです。
縄跳びのかけあしをする場合、一瞬でも両足が浮いていないと縄をくぐることが出来ません。
その為、一瞬片足でジャンプをする、そして反対側の片足で着地してまた片足でジャンプするということが行われているのです。
だから、意外とかけあしは負荷が強いのです。
かけあしが平気になって、普段から縄跳びのかけあしなんかが出来ていれば、骨粗しょう症と言われる状態にはならないはずです。
人並以上の骨密度になりたければ、サンドバッグを蹴ったりすればもっと強くなるでしょうね。
プロのキックボクサーの足とか機会があれば触ってみるといいです。
骨が硬い。
骨の中までぎっしり詰まっている感じ。
考えてみれば当たり前ですよね。
キックボクサーは、相手を蹴りで倒そうとする。
蹴られる人は、肘やひざ、すねでガードをする。
スカスカの骨の足で、人の膝を思いっきり蹴ったりすれば簡単に折れてしまいます。
だから、キックボクサーは普段から硬い人の骨を蹴っているから、頑丈になっているのです。
でも、そんなキックボクサーでも、引退して何年も経ってしまえば硬いものを蹴ると折れてしまう、普通の人の骨になってしまうのです。
骨を折らないように、負荷を掛けないようにするというのは、逆に骨を脆くするのです。
転んで骨が折れるといけないからと、お年寄りに歩かせないのは、弱らせるだけなのです。
優しさは人を弱らせ、人の尊厳を奪っていく。
本当の優しさは、その人その人に合ったアドバイスをすることです。
何もできない状態で生まれてきて、だんだん何も出来なくなっていく。
でも、その気があればいつからでも体は強くなる。