困った時の引き算
何か困ったことがあると、何かやろうとする。
何もしないというのは意外と辛かったりする。
捻挫をした。
そんな時、多くの人は何かをしようとする。
アイシングをしようとしたり、テーピングを巻いて固定しようとしたり。
風邪をひいて熱が出ていたら、薬を飲むとか。
何か困った時に、何かをすると、何かをしたおかげでなんとかなったと思ってしまいやすい。
風邪をひいて熱が出て、薬を飲んでしばらくして熱が下がったら、薬を飲んだおかげだと思ってしまう。
本当は薬を飲まなくても、同じくらいの時間で、熱が下がったかもしれないのに。
一度何か対策をした場合、同じようにまた困った時、同じように何かしてしまうのです。
薬を飲まなくても治るということは、薬を飲まずに経過させないと分からないのです。
どこか痛くなって、整体に行って、しばらくして良くなったら、整体のお陰で良くなったと思いがち。
実は整体に行かなくても良くなったかもしれないのに。
だから、私は何か困ったことがあった場合、とりあえずそのままにしたりします。
何もしないということをやり始めた当初は、やっぱり不安とかもありました。
風邪は何もしなくても治ると分かるけど、副鼻腔炎になった時、何もしなかったらもっと酷くなるんじゃないかと心配でした。
でも、何もしなくても、薬を飲んで経過を見た時と同じくらいの期間で良くなりました。
副鼻腔炎って、顔が痛くなるし、顎が痛くなるし、頭痛もするし怖いんですよね。
でも、何もしなくても大丈夫と知ってしまってからは、副鼻腔炎の各種痛みすら怖くなくなったのです。
何もしなくても大丈夫と言うのを知るには、何もしないということを勇気をもってやらないといけない。
けど、何もせずに良くなると困る人たちがいるのです。
医者とか治療家とか。
治療を受けに来てもらわないと仕事にならない人たち。
本当なら、ほっといても大丈夫だよって、言わなきゃいけない人たちのはずなんですけどね。
資本主義に毒された今の日本では、本当のことは言ってくれる人はあまりいないんです。
だから、自分で賢くなるしかないのです。
ほっといても良くならないものはご相談ください。
諦めかけたものも。