健康診断の勧誘
昨年私は40歳になったのですが、40歳を過ぎてから、健康診断の勧誘がしょっちゅう来るようになりました。
サラリーマンの頃は、決まりがあったので健康診断を毎年受けていました。
整体師になってからは健康診断は受けたことがありません。
健康状態が気になった時には、献血を受けに行って、血液成分の数値くらいは確認していました。
私は仕事柄、健康について人一倍考えます。
その結果、健康診断はいらないというスタンスです。
痛くもない腹を探られたくない。
健康診断をすれば、健康になれるなら良いのですが、健康診断をしたら病気を診断される可能性はあっても健康にはなれません。
今の日本の医療は、病気の治療はするけれど、病気にならない方法を教えてくれるわけではありません。
食事が悪いと病気になると思いますが、何かの栄養素が不足していると指摘されるわけでもない。
こういうことをしていると、こんな病気になるから、こうしてくださいと具体的にアドバイスがあるわけでもない。
病気を診断し、追加の検査をし、薬を出される。
それでは病気になりに行っているようなもの。
窓口負担はゼロだとしても、追加の検査や治療を受ければ有料だし、そのうちの大半は国のお金。
後払い制の借金みたいなものです。
医療費がものすごい高くなるのは、こういう無駄な検査のお陰です。
私は問題が起きるまで医療機関にはかからない。
こういう記事もあります。
病気が減る、寿命が延びる、医療費が抑えられる。
こういった効果があるなら受ける価値があるのですが、無いのです。
病気を心配もしていない。
私は、病気を心配することよりも、ストレスコントロールの方が大事だと思っている。
栄養のある食事、適度な運動、充実した仕事、楽しいと思える遊び、疲れが取れる睡眠・休息。
健康管理は自分で責任を持つ。
だから、不安をわざわざ煽られるようなところには行かないのです。
脳梗塞や心筋梗塞のような病気だって、なるときはなるでしょうけれど、なったらなったでいいのです。
私の祖母は詳しいことは聞いていないのですが脳卒中で亡くなりました。
体調が良くないと朝に言いだして、病院に行ったらそのまま戻らぬ人となりました。
急な出来事だったのでショックでしたが、考えてみたら、究極のピンピンコロリだと思いました。
もう一人の祖母は、癌で闘病の末に亡くなりました。
何度かお見舞いに行けましたが、どんどん弱っていく姿を見るのはつらくもありました。
とはいえ、長く病床に伏せたという感じでもなかったと思います。
入院し始めて数か月から半年だったのではないかなと。
私は自分が逝くときはピンピンコロリが良いと思っています。
ピンピンコロリを実践するために、一番大事なことは無駄に病院にかからないことです。
早期発見早期治療なんてやっていたら、健康なうちから病人になり、治療によって具合が悪くなってしまいます。
治る病気なら一時的に薬を飲むのもアリと思いますが、治らない病気で一生薬を飲み続けるというのは私は選択したくありません。
薬を飲み続けるより、原因を調べて、原因を取り除いて健康を管理するほうを選びたいのです。
その場合、病院でそれをしてもらえると思えないので、病院に期待しないのです。
交通事故などで急を要するときの医療はとても心強い。
でも、じわじわ具合が悪くなる病気に対しては、あまり医療は役に立たない。
他人に期待せず、自分をどうにかする。
健康管理は、公私の宝。
誰かにどうにかしてもらおうとは思わない。