Q:固定はしていた方が治りやすいのでしょうか?
A:固定と言うより安静にして治る人もいますが、基本的には安静だけでは治らない症状です。
病院などでは固定・安静が必要と言われております。
手首の痛みも千差万別で、安静にしているうちに痛みがなくなって、良くなる人もいます。
しかし、私の経験上、安静にしていると痛みが落ち着いてきますが、また酷使すれば痛みがぶり返します。
しばらくの安静で治るという人もいるようなので、初めは安静にしていたらいいと思います。(安静とは、痛む動きを避けること)
あまりしっかり固定をすると、手首が固まって、余計な痛みが増えたり、より痛みが悪化することもあるので、一か月以上の固定は私はお勧めしません。
人の体は、固定すると、動かなくなります。
動かなくなった関節を動かそうとすると痛みが出るようになります。
そうやってきちんと固定した人は、悪化するため、手術をしたい外科医としては都合がよいと思いますが、それはいかがなものかと私は思っています。
固定はお勧めしませんが、何事も試してみないと分からないので、固定したい人は一か月程度までなら試してみたらいいと思います。
きっちり固定までしなくとも、一か月くらい安静にして過ごしても良くならないとか、痛みは治まったけど、また負担をかけ始めたら痛みが出るというのであれば、施術を受けに来ていただいたほうが理解が早いと思います。