アドラーの教えその①
アドラーの教えのすごく良いなと思ったことの一つが、課題の分離です。
まずアドラーは、
「人の悩みは全て人間関係の悩みだ」
と言っています。
人はそれぞれの価値観があって、個性豊かです。
それぞれの価値観で、自分の人生を歩んでいかなきゃいけない。
そこで出てくるのが、課題の分離。
人の課題に踏み込むことで揉め事が増えるということです。
例えば、子供の進路の問題など。
子供の人生は子供が責任を負います。
もちろん子供が小さい頃は、親が責任を持たないといけないことも多々あります。
しかし、子供がだんだんと自分で物事を決められるようになってきたら、子供の課題に踏み込まないようにしないといけないとのことです。
子供に幸せになってもらいたいという思いから、子供をコントロールしようとしてしまったりします。
子供の反抗期とかよく言われるものがありますよね。
この反抗期というのは、親の価値観を押し付けられることを嫌がる時期ですね。
心配されることすら鬱陶しい。
まぁ心配するってことは、信頼してくれてないってことですもんね。
この子なら大丈夫って思ってれば、「あれ持った?」「あれやった?」「ちゃんと考えてる?」とか言わないですもんね。
その人の問題に助言はできても、介入はしてはいけないと言うことなのです。
子供が幸せになるために、
こんな方法あるよ、は良いけど
この学校に行かないと幸せになれないよ!って決めつけるのは良くない
良かれと思って勉強をさせて、東大に入ったけど、その子供が幸せになれなかった時、親はその責任を背負えるのか。
自分の人生の責任は自分で背負わないといけない
と言うことは、目の前の人の責任は、目の前の人が背負うもの。
代わりに背負うことも出来ないんだから、背負わなきゃとか思う必要がないってことですね。
私が記事にすると、アドラーの魅力が伝わらない感じがするけど、とにかく問題が明確になって、シンプルになっていくのです。