ココロと痛みの関係
痛みが肉体の問題ではなく、ライフスタイルの結果。
という表現をするけど、もっとざっくり言えばストレスが痛みの原因になることもあるのです。
それについて最近解説してなかったのでしてみます。
人の体は自分の意思で動かせるものと、意思とは関係なく動くものがあります。
自分の意思ではなく動くものは自律神経がコントロールしてるのです。
心臓の鼓動はゆっくり動く時もあれば、ドキドキと早く動くこともあります。
自分でコントロールしてませんよね?
自分でコントロール出来ないものは、環境と心の状態に合わせて自律神経が調整しているのです。
リアル森のくまさん。
熊に出会った時ドキドキします。
心臓が高鳴ることによって、血液を頭に送って、脳をフル回転させて
「闘う」「逃げる」「静観する」
などの判断を下します。
その時、全身の血管は緊張して血流が悪くなり、その分脳に集まるのです。
全身の血管が緊張して血流が悪くなれば、万が一熊に襲われて爪で引っかかれても、出血が少なくて済むのです。
それと同時に筋肉も緊張して硬くなります。
そのおかげで、腕を引っかかれても、腕ごともがれずに済みます。
そういう戦闘モードの時は血流が悪くなるのです。
戦闘モードが続いていると、筋肉の血流が悪いことによる痛みやコリなどがいろんなところに現れるのです。
それが局所的に続くと、理由もなく痛みが出たりすることにもつながるのです。
熊に出会うことは山に行かない限りないのですが、熊の代わりに、嫌な上司、理解してくれない配偶者、めんどくさいママ友、反抗期の息子など、いろんなモンスターがいます。
そういうちょっとしたストレスが溜まっていくことで、どこかのラインから体調不良が現れたりするのです。
一つ一つのストレスは大したことなくても、ちりも積もれば山となる。
限界を超えたら、いろいろ出てくるのです。
体からのメッセージは、
「一人で抱え込むな」
かもしれないし、
「嫌だと相手に言ってしまえ」
かもしれないし、
「会社辞めさせてください」
かもしれないし、
「もう、ほっとけ」
かもしれないし、分かりません。
ただ、自分でコントロールできない自律神経から痛みが出る場合は、ライフスタイルや、自分の価値観が極端になっていないか、など見直してみると良いと思うのです。