八日目の蝉を見る
空いた時間を使って映画を見るというのも、なかなか良い時間の過ごし方ですね。
レンタルDVDとかだと繰り返し何度も見ることができます。
普段だったら一回見たら、もう一回見直したりしないんだけど、これだけ時間があれば何度も見直すこともできます。
読書もそうだけど、映画も経験とか考えるきっかけになっていいですよね。
先日見た映画は八日目の蝉という映画でした。
ちょっと内容が重めのものなので、そういうのが苦手な方は見ないほうがいいと思います。
簡単に説明すると、
「元不倫相手の子供を誘拐して、実の母親のように育てた誘拐犯。
愛とは何か、正義とは何か、生きるって何だろう?」
なんか、きっと見る人によってとらえ方の変わる映画だと思う。
でも、裁判などでは、善悪を判断するのだけど、簡単に判断できるものではないと思った。
もちろん誘拐することが許されるわけはない。
とにかく考えさせられる作品だった。
蝉は地上に出てから7日しか命がない。
8日目を生きられる蝉は不幸なのか、幸せなのか。
これは小説が元になっているということだったけれど、その小説も実在の事件から作られた、半ノンフィクションと考えると、すごい世界だと思った。
犯罪者は犯罪を犯した人なのだけど、生まれながらにして犯罪者というわけではない。
一般的には、ダメなこととされることをする人がいても、その裏にはその人達にしか分からないストーリーもある。
良く知りもしない人のことを、断定的に非難することは出来ないなと思うのです。
退屈な日々を、幸せな日々だと思わせてくれるかもしれない。
映画というのは、不思議な非日常を味合わせてくれる。