道具を使ったケア
筋肉を押すのは指を使うのが一番ですが、誰もが私と同じように押せるわけではありません。
指先の感覚も違うし、指の太さも、硬さも、力も何もかも違います。
なので、うまくできない人もどうしても出てきます。
力がなくてもこうやるといいよ、というのもお伝えするのですが、それでもうまくできる人ばかりではない。
そういう方にお勧めしたいのが、4ArmStrongという商品です。
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※当院でAmazonより安く販売を開始しました
こちらは、元々は筋肉疲労を軽減して、パフォーマンスを上げるために作られた商品です。
いわゆるストレッチ器具です。
13,000円ほどなので、道具としてはわりと高額なものだと思います。
ただ、これを上手に活用することで、TFCC損傷や尺骨突き上げ症候群と言われる、手首の小指側の痛みのケアにも使うことができるのです。
テニス肘やゴルフ肘の人にもお勧めできそうです。
ただし、これできちんと効果を出そうと思ったら、やっぱり工夫が必要です。
私も買って最初は、機械じゃやっぱり無理かなと一瞬思いました。
でも、工夫することで、十分価格に見合った効果を出すことも出来そうです。
使いようによっては価格以上の活躍も期待できます。
自己ケアの大事なポイントは、
①押す場所があっているかどうか
②押している強さが足りているかどうか
③筋肉の動かし方があっているかどうか
この三つが揃って、初めて効果が感じられます。
②の強さが足りないだけで、他のポイントは問題なくても効かなくなります。
効かないと、場所が間違っているのかな?
動かし方はこれで合っているかな?
と疑心暗鬼になってしまい迷子になってしまうのです。
そして疲れ果てて、諦めてしまうのです。
それがこの機械を使えば、②の強さに関する不安がなくなります。
①の押している場所は、ちょっとした工夫をすれば、合っているかどうか分かるようになります。
①と②が揃えば、あとは色々動かしてみたら、より効く動きも見つけられるようになるのです。
効いているのが分かってくると、ケアも楽しくなるし、工夫するうちにコツもどんどんつかめます。
でも、機械ではどうしても押せない部分も出てくるので、最終的には手も必要になるのですが、機械でつかんだコツがあれば、手でも上手に出来るようになっているかもしれません。
ただし!
そもそも私の施術を受けていない人には、私はこの道具はお勧めしません。
手首の小指側の痛みも、関係する筋肉が複数あるので、まず効く筋肉を特定しないことには話にならないのです。
そして、効いているというのがどういうことなのか、施術を受けてもらわないと分からないのです。
犯人を特定してもいないのに、犯人の逮捕は出来ませんよね。
効かせかたが分からない人は、やみくもに強く押そうとしてしまって、逆に筋肉を傷める可能性もあります。
この機械を使ってみたい方は、LINEでご相談ください。
施術の際に私が持っていけば、試してみることができます。
十分に使えることが分かったらご購入いただくのも良いと思います。
もともと施術を受けるごとにアドバイスもしていますが、道具があれば道具を使ったアドバイスも出来るのです。
黒いバンドが反対側で腕を支えてくれて、つまみを回すことで黒いプラスチックが筋肉を押してくれるのです。
こんな感じ。
私の施術もそうですが、道具も使いようです。
私の施術が効くのに、焼け石に水みたいになっていた人が、これで少しは希望を持ってもらえるといいなと思います。
痛みを諦めたくない人に届きますように。