医学の弱点
医学の力ってすごいですよね。
交通事故とかでボロボロになった人でも、医学のおかげで命拾いしたり。
骨折とか脱臼でうちに来られても、私は何もできずお手上げです。
なんですが、医学の弱点もあるんですよね。
それは視点の違いから説明が出来る。
医学の世界は、今どうなっていて、どうするか。
が重要な学問です。
今の状態を的確に診断して、どう処置をするか。
なので、対症療法のプロともいえるかもしれない。
そして苦手な視点は、どうしてそうなったか?ということ。
事故などなら、答えはすぐ出ますが、病気とか不調だと、数値に出来ないものは重要視されないのです。
構造の問題は上手に見つけるけど、機能の問題は数値化出来ない。
そういう意味では、痛みも数値化できないんですよね。
だから、痛みの原因も、構造的な問題なら対処できるけど、構造的に問題がなければ、よく分からないということになるのです。
そして、構造的な問題を見つけたとしても、それが本当に痛みと関係があるかどうかは確認のしようがないんですよね。
医学は教科書に書かれていることをするので、教科書に書かれていないことはあまりしてくれません。
保険の点数制度というのがあるから、教科書にないことをするのは無駄になってしまうのです。
整体はそういう理由で、病院では良くならなくて困っている人に、あれこれ時間をかけて対処できるのが強みです。
保険が効かない代わりに、マニュアルみたいな施術ではなく、一人ひとりの症状に向き合うことができるのです。