痛いと怖いは違う
手首の小指側の痛みの人に良く言うセリフ。
痛いと怖いは違うということ。
痛くて動かせないのであれば、痛みを取ることができる。
怖くて動かせない場合は、怖さは本人にしか取ることができない。
怖いというものは感情で実態がないのです。
痛いというのは感覚なので、異常な感覚でなければ、現実的な対応が可能なのです。
恐怖心や猜疑心があれば、火のないところにも煙がたつのです。
煙を見るたびに水をかけていたら、一面水浸しになります。
余計な心配をすることで、疲れ果ててしまいます。
恐怖心をあおられて、過剰な対策をして、結果的には弱くなってしまうということが良くあります。
手首の痛みなら、恐怖心をあおられると、最終的に手術してしまうかもしれません。
手首の痛みでも、みんな不安を抱えています。
私はその不安を一つ一つ解消してもらえるように、努めますので、何がこわいのか、何が痛いのか、痛みや不安にしっかり向き合ってみてください。
何かをやりたくないというときも、痛いからやりたくないと思っているなら、痛みが無くなったら嬉しいのか?考えてみてほしいのです。
痛みが無くなったら困るな、という場合は、痛みが問題なのではなく、やりたくないのにやらなきゃいけないということが問題だったりするのです。
ちょっと厳しいものの考え方ですが、
「何かを避けるために、人は病気を作り出すことがある。」
という考えがあります。
上記リンクはアドラーの言葉を紹介してくれるページです。
ここでは病気と書いていますが、腹痛・頭痛等、痛みも同じことです。
逃げてはいけないと思っていれば、この言葉は非難されていると思うことでしょう。
私は逃げてもいいと思うのです。
人は適材適所という考えがありますから、向かないところにいるのなら、逃げたくなるようなことがあるだろうと思うのです。
逃げたくないと思うなら、しっかり向き合って乗り越えたらいい。
とにかく、人は痛みを作り出すこともあると知っておいてほしいのです。
痛みとしっかり向き合って、乗り越えるべきものなのか、退路を考えるものなのか。
本人にしか答えは出せないのです。
私は、私が力になれるものに対して、全力で力になりたいのです。