ケアの大事な三つのポイント
ケアをするうえで大事なポイント、三つあります。
効く筋肉の場所
押す強さ
動かし方
この三つが大事になるのですが、そもそも効く筋肉って複数あるから、きちんと全部の環境を揃えて、どこが効くのか確認してやらないと、場所も見つからないのです。
○○筋と言うのが分からなければ、話にならないし、
○○筋の肘寄りが、●●の動作の時に効くけど、
▼▼の動作の時は、○○筋の手首寄りが大事。
と言うように、動きによって大事な場所も違ったりする。
押す場所が上記のように違うだけじゃなく、ボタンみたいに、ここを押せばいいっていうものではない。
筋肉を立体的にとらえて、圧力を加えないといけない。
筋肉をぷりぷりやって、幅を把握してくださいって言うのは、立体的にとらえるために必要なのです。
が、ほとんどの人は、
「ここですよね!(分かってます)」
と言う感じで、ぽんと触ります。
ここからここというのを感じながら触らないと、本当に効くところが分かるようにはならないので、ぽんと触っているのを見ると、まだつかめてないのかな?と思ってしまうのです。
押す強さは、言葉通りの押す強さではなく、キープする力です。
筋肉をぐいぐい揉みほぐせばいいのではないのです。
力でぐいぐいやれば、打撲のような破壊が起こります。
圧を加える必要があるだけで、打撃的な衝撃を与えるのではないのです。
じんわり効けばよいのです。
動かし方は、一番伝えるのが難しい。
本人にしか力を入れることが出来ないから。
筋肉を触っていれば、「今いいところに力が入っている!」と伝えることが出来ますが、うまくできなければ、「そうじゃない」を言い続けることになり、本人のやる気をそいでしまうことになりかねない。
あと、痛む動きを無意識に避けているせいで、うまく動かせないというのもある。
無意識に、なんとなく、やっていることを、意図的に明確にさせる必要がある。
でも、そうやって、明確に痛みと向き合って、乗り越えることが出来たら、痛みなんてものは怖くなくなるのです。
私の腕が、一家に一台欲しいとよく言われます。
私の本体より、腕を求められるのは、嬉しいような寂しいような。
ドラえもんの本体はいらないから、四次元ポケットが欲しいと思ってごめんなさい。
まぁいいや。
とにかくうまく押せるようになったら、怖くなくなるのです。
靱帯や、軟骨が痛みの原因じゃないと知ることは、今後の人生の大きな転換期を迎えることになるのです。
故障全般を怖がらなくて良くなりますからね。
2 件のコメント
先週は上手く押せたのに、今週は何か上手く押せないということが結構あります。
押し方も違ってしまってるかもしれませんが、日によって微妙に効くポイントがズレてたりもするのかもしれません。
やっぱ難しいです。
黒ココアさん、コメントありがとうございます。
筋肉のケアをするのって、どこかの筋肉の不具合があるからなので、不具合がなければあまり効かないでしょうしね。
私みたいに腕ばかり触っている整体師でもない限り、この筋肉!と言うのを上手に押し分け出来る人はあまりいないと思います。
私的には痛みが無くなったのであれば、あまり余計なケアはしなくてもいいのではないかと思っています。
張りを感じるとかであれば、基本的なストレッチとか、時々やればいいのかなと。