Q:何回来たら治りますか?
本当によく聞かれる質問で、回答が伝わりにくいものです。
これが分からないと、整体に「通わされる?!」という不信感がよぎってしまうんですよね。
でもこの答えは誰にも分かりません。
症状を考慮して、お話を聞いて、環境を予想して、だいたいこのくらいで良くなるかな?という予想で説明をすることがあるくらいです。(2・3~5・6回)
なぜこれが分からないかと言えば、痛みの原因は血流の悪さにあるからでして、血流が良くなる要因、悪くなる要因がその人の過ごし方次第だからです。
まず治ると信じてるかどうかで、その人の過ごし方も変わると思います。気分も違うと思います。
体操をきちんとできるかどうか、ストレスを受け流せるかどうか、ストレスを発散できるかどうか。
これらによって全然経過が違うのです。
けっして、いつまでも長く整体に来てもらうために明言しない訳ではないのです。
そして、症状が良くなったとしても、それがいつまで続くかと言うのも、その人の過ごし方次第です。
血流が良くなる要素と、悪くなる要素のバランス次第です。
血流が良くなる要素の方が、悪くなる要素より多くなればそもそも、整体に通う必要はないと思います。
でもそういう風になかなかなれないものです。
生活習慣や性格は、そう簡単に変わるものではないからです。
同じような動作の仕事をしていても、身体が辛くなる人とならない人がいるのはその為です。
身体が辛くなる人は、血流が悪くなる習慣がある。
だから、整体は治すところと言うよりも、メンテナンスをするところですよ言う方がしっくりくるのです。
日常生活で自分で出来る(血流がよくなるような)ことはなるべくする、でも自分で気を付けてても足りないところが出てきて、だんだんしんどくなる。
それを定期的に整体でメンテナンスすることで、酷い症状になる前に予防をするのです。
整体に通わされていると思うのは、きちんと説明を受けていないか、伝わっていないからだと思います。
整体は通わされるところではないはずです。きちんとそこを理解して、整体を利用して頂きたいと思います。
しかし、そもそも整体は国家資格ではないので、やっている施術の内容も、考え方もバラバラです。
私は上記のように考えていますが、他の先生は全く別なことを考えていることもあります。
整体を利用するのか、整体院に利用されるのかは、しっかり行く場所を見極めるところから自己責任という事かもしれませんね。