立ったまま靴下を履く
立ったまま靴下を履くのは危険です。
無理に片足立ちをせずに、何かに腰掛けて靴下を履くようにしましょう。
って文京シビックセンターのでっかいモニターで、啓発してました。
確かにそれも一つの方法。
だけど、靴下を履く時、片足で履くのが危ないからと、座るようにしたら、片足立ちをする機会はなくなります。
そうすると、片足立ちが出来なくなるのです。
これ、運動能力の衰えにつながるのです。
でも私も、この問題に対して、
「靴下を片足立ちで履きましょう!」
とは言いません。
座って靴下を履いたほうがいいと思います。
でもその代わりに、片足立ちになる練習をすればいいと思うのです。
転ばないように、すぐ何かにつかまれるようにしながら、片足立ちになる練習をするのです。
ただの片足立ちだけじゃなく、片足立ちをしながら体を前後左右に傾けたり、足を動かしたりすれば、もっと筋力も鍛えられ、バランス感覚も磨かれます。
そうやって、日常生活で危ないことをするのではなく、安全を確保した状態で、危ないことをすればいいと思うのです。
こういう発想の転換をしていかないと、優しさという罠で、人が弱っていくようにアドバイスされていたりします。
体が弱って困るのは、その本人です。
元気に過ごすためには、自分で考えて気をつける必要があるのです。