過度な期待は禁物
ゴッドハンドと呼ばれることはあっても、当たり前だけど私はゴッドハンドではない。
奇跡のような結果を出すことがあっても、いつでも奇跡を起こせるわけではない。
結果として一回の施術で治ったと言われることはあっても、一回の施術で治せるわけではない。
時々、お客さんの紹介で来られる方が、
「紹介者の人はここに来たら、一発で治ったって言ってました!」
と言うことがあります。
いや、紹介していただいてありがたいのですが、過度な期待は持たせないで。。。
でも、期待しないと行こうとしないから、期待させたのかな?難しいよね。
で、実際に一回しか来てない人だと、名前を聞いても思い出せなかったりする。
ごめんなさいね。
しまもと整体院の施術は確かに、一回の施術で痛みが、かなり無くなるから、インパクトは大きいです。
でも、一回の施術でその場で痛みが軽減するだけで、その場で治るわけではないので注意が必要なんです。
たまに、どういうわけか、施術を受けた後ほとんどケアもしてなかったのに、痛みが出なくなってたという人もいます。
でも、それは稀なケースだと思います。
それを基準にしないでください。
施術を受けたら、その場で痛みが軽減する。
ここまでは私が施術の場面で責任もって提供できる。
その後の痛みはその人次第。
ケアでいかに痛みをなくせるか、そして痛みの減った手首を動かすのも本人にしかできない。
どうやったら、施術をしてもらっていた時のように効くのか、工夫しないといけない。
私のところに通える人には、まず最初は、筋肉の場所と動かし方を間違わないように気をつけてもらいます。
後は自分で工夫してもらいつつ、来るたびにヒントを伝えていきます。
レクチャーを受けてもらう方には、最初からヒントなどを余すことなく伝えるのです。
でもやっぱりただ聞くのと、自分でやってから難しさが分かってから聞くのとでは吸収率が違うんです。
だから、通える人には通うことをお勧めするのです。
施術を受けた効果は基本的には一時的なもの。
だけど、痛くなく動かせるように、自分でケアも出来ると、痛くなく動かせている動作が、ケアをしなくても痛くない状態になるのです。
だからケアをやれば良くなるんじゃなくて、ケアをやって痛くない状態を作れば良くなるのです。
自己ケアの直後だけ痛くないという場合、もっと強くケアで効かさないといけないか、ケアの頻度が足りないか、動かし方が足りないのです。
でも力技でやってはいけないのです。
だから、ケアをする気のない人・通うつもりのない人にはあまり向かない整体院です。
寝っ転がってたら治してくれるような整体ではありません。
二回目に施術を受けるとき、どうやったらもっと効くように出来るだろう?って来る人は合格です。
まだ良くなってないんですけど?とか、まだ効果が無い、という人はダメです。
痛みを自分で良くしていく覚悟が出来てない証拠です。
初回の施術で効果が出てない人は、二回目の予約は受け付けません。
痛みがなくなって喜んでもらえるのが当たり前なのに、効果のない人に施術をするのは苦行です。
お互いの協力がないと良くならない症状です。
痛みを感じられるのは本人だけ。
筋肉に力を入れられるのは本人だけ。
いつでもどこでもケアが出来るのは本人だけ。
でも、原因の筋肉を見つける能力は素人にはない。
効かせる方法を素人は知らない。
やるべきことと、やらないほうがいいことが素人は分からず不安。
これを同じ方向を向いて、協力し合える人でないと無理なんです。
だから、私は私の施術を受けても良くならないと言われても、
「まぁそりゃそうでしょうね」
と思うだけなのです。
その場で変化を出せないのは私の力不足だけど、その場で変化を出せているなら、あとはその人の努力と、その人の生き方次第だと思ってます。
痛みは人生の分岐点で何かのきっかけにもなりますからね。
世界中でこのTFCC損傷に苦しむ人がいます。
テニスのデルポトロ選手は三回手術をしています。
この症状が治らず引退するアスリートもたくさんいるのです。
人任せにしない。
自分だけでなんでも解決できると思わない。
バランス感覚も大切ですね。
素直に聞くことも必要。
でも分からない納得できないことはきちんと質問することも必要。
とにかく自分の人生に起こる現象、自己責任で対応するしかないのです。