サポーターしてても痛むよね
固定していたら痛くない。
サポーターとかギプスとか、固定をして動かないようにしたら、痛くない動きもある。
動きをセーブしてくれるから何割かの痛みが出なくなる。
でも、手首を動かさなくても指を動かしたり、指に力が入ったりしたら痛みが出たりしませんか?
あと、手首を固定していても、手首をひねることが出来るんですよね。
手首をひねる動きって、実は手首の運動ではなくて、肘の関節の運動だったりします。
だから、手首を固定しても手首をひねれたりする。
で、手首をひねると固定していても痛いのです。
ここで、疑問を感じてほしい。
手首の靱帯とか軟骨が傷んでいるなら、なんで手首の関節が動いてなくても手首が痛いのか?
筋肉が痛みの原因の可能性があるからです。
関節が動かなくても筋肉には力が入ったりするから、動かさなくても力がかかるだけで痛いんです。
一般の人はあまりこういうことに気づかなかったりしますよね。
専門的な知識が無いから仕方がない。
でも、ケアをしている側の人は気づかないといけない。
組織の損傷が原因というのなら、その組織に影響がない刺激で痛みが出るのはおかしいことだと。
教科書に書いてあることは間違いであると、疑わないと目の前の痛みで苦しむ人を救うことは出来ない。
炎症が起きているから敏感になっているのだろう。
とか適当な理由をつけて、深く考えることをやめたら成長はない。
成長していけばいくほど、組織に縛られていることのデメリットを感じ始めることでしょう。
あ、気が付いたら術者側へのメッセージになってしまった。
素人の人にあまり細かいことを指摘しても、喜ばれるよりめんどくさがられることが多いのです。
でも、固定しても手首の痛みが出ているのはなんでだろう?って疑問に思った人は気づけるチャンスです。
損傷しているという考えは間違っているのではないか?と。