テニスのプロネーション
新しく知った言葉を使いたがる人いますよね。
私です。
前々から時々耳にしていた言葉、プロネーション。
テニスをやっている人が時々使っていたのですが、本日ネットで意味を調べてみました。
回内のことをプロネーションって言うんですね。
テニスをやっている方が、フォアストロークで手首を痛める場合、プロネーションを意識して練習していたという方が多いのです。
スピンをしっかりかけようとすると、タメをしっかり作って打とうとします。
タメというのが手首の動きで言うと、回外、伸展、尺屈なのです。
手首の小指側が思いっきり詰まった状態ですね。
そこからラケットを走らせるのです。
この一連の動作をする中で痛める人が多いのです。
上記の写真は撮影するためにちょっと手首が反り気味になっているけど、実際はもう少しフラットか、軽度屈曲になっているかもしれません。
写真で説明って難しいですね。。。
ストロークだけではなく、サーブの際もプロネーションを意識するようです。
手首だけで動かそうとすると無理が掛かるので、痛めます。
下半身の動きが、しなやかに胴、肩、腕と連携して、プロネーションが起きるのです。
無理にやると痛めるということですね。
身体になじませながらだんだん身につけるものなのでしょうけど、スクールとかでは、意識して!ってやるので、無理が掛かるのだと思います。
そして、トップ選手も同様に手首を痛めます。
これは結局は極限状態の中でプレーしているため、事故的に起こるのだと思います。
相手の球が思っていたよりも速かったとか、変化してきたなどで、インパクトポイントがズレるのです。
だから、テニスをやっていれば、上手な人も、下手な人も、手首を痛める可能性はあるのです。
痛めないように気をつけていても、痛めるときは痛めるのです。
下手だから痛めたんだと思わなくていいのです。
大事なのは、痛めた手首をまた治して、また早く練習が出来るようになることです。
痛めないようにとか、かばってとかやっていると、変なフォームが身について、今度は肩を痛めたり、肘を痛めたりもするのです。
初心者のうちは、スイングの時に、手首の屈曲を使いがちなのです。
その使い方は、テニス肘になりやすいので、回内(プロネーション)になるように指導されるのだと思います。
プロネーションが悪いわけではない。
事故的に痛めることはある。
フォームを無理に改善しようとしていたのなら、無理が掛かっていたというだけのこと。
くどいようだけど、フォームが悪いとは限らない。
何度も痛めるのならフォームを改善する必要もあるのだろうけど、いずれにしても治さないと始まらない。
治せば、テニスをやりながら、フォームの改善も目指せる。
治らなければ、痛みをごまかしながら、痛くないフォームを身につけることになる。
それがプラスになることもあれば、マイナスになることもある。
フォームが悪いなら、フォームで改善することもあるのでしょうけれど、そういう問題じゃない場合、逆にフォームが崩れて、他を痛めるのです。
グリップの握り方も人それぞれ。
振り方も人それぞれ。
自分に合った振り方を身につけて、上達していくのが楽しいのです。
痛めたら終わりって考えていたら、練習も思いっきり出来ないですよね。
痛めるのは年のせいでもないし、靱帯や軟骨のせいでもないのです。
だいたいの痛みは無理の掛かった筋肉からの関連痛です。