身体の治る力
タダより高い物はない。
この言葉は、無料だと思って手に入れたら、その後でいろいろと苦労をしたり、高額なものを契約させられたりして、無料にだまされてはいけない。
というような意味で使われていますよね。
でも、ちょっと前にYouTubeを見ていたら、斎藤一人さんの動画の中に面白い話がありました。
それは、
「無料のものほどありがたいものはない」
というような話でした。
例えば、自分の体ってお金を払っていないですよね。
手も足も目も口も、全部タダ。
だけど、失ったら大変なものばかり。
空気も無料ですが、失ったら生きていけない。
お金がかからないものは、実はお金には変えられない価値があるということでした。
なるほどなぁって思ったのです。
で、タイトルの話ですが、身体の治癒力も、お金がかからないのに、標準装備されています。
擦り傷切り傷、骨折等様々なケガがあるけど、頼んでもいないのに、勝手に治してくれます。
風邪をひいても、しばらくしたら、元気な体が戻ってきます。
どんな名医が束になっても、人の体に備わった、治癒力にはかなわないのです。
でも、なんとなく今の世の中、身体の治癒力が存在しないかのように扱われていますね。
ワクチンだ薬だと話題になるのに、そもそもの体の治癒力は話題にならない。
健康な人は治癒力によって病気にすらならない。
治癒力をいかに高めるかが何より重要なのに、その話はないのです。
治癒力が高くなって、医者いらずになったら、困るからなんですよね。
同様に治癒力が高まってしまえば、整体もいらなくなる。
健康産業というのは、みんなが健康になれば存続できないのです。
癒し業としての整体なら、関係はないのでしょうけれど。
疲れたり病んだりしなければ、それほど癒しを求めることもないでしょう。
ほっといたら良くなるものをほっとかせないのが今の風潮。
早期発見早期治療は、ほっといたら良くなるものをほっとかせない手法。
健康に不安がある人は、早期発見早期治療を魅力に感じるのでしょうけど、現実には早期発見早期治療はかなり多くの無駄を作る。
しかし、医療を提供する側にとっては、無駄ではなく、金の生る木。
無症状の感染者とか言い始めたら、きりがないのです。
整体師が歪みは万病の元とか言い始めたら、めんどくさいですよね。
今でもそういう整体師はいるだろうけど、国民全体にその説を強要し始めたら迷惑極まりない。
でも、医療だとそれが現実になってしまった。
しまもと整体院では、ほっといたら良くなるものは、
「ほっといてみたら?」
と言っています。
ほっといたら良くなるものでも施術をすれば、自然治癒力で良くなったのか、施術のおかげなのか分かりません。
ほっといても良くなる人に施術をするのは、術者側からしたらメリットしかない。
お金になるし、感謝される。
でも、私はそうやって、施術のおかげで良くなったと思わせることは、治癒力のおかげと気づけなくさせるので、長い目で見るとその人の為にならない。
だから、痛めてすぐの人に施術は勧めない。
世の為人のための仕事を意識できる人が多ければ、今のようなコロナ禍は起こらなかったはず。
表に出ないところには、いい先生も沢山いるのですが、メディアではあまり取り上げられない。
人の体に備わった、治癒力は素晴らしいものです。
健康な体は、健康的な生活によって作られる。
食べ物、運動、睡眠。
一日でも早く、楽しく生きることが自由になりますように。