ステロイドを打つとこうなる
先日ステロイドをこれ以上は打てないと言われたお客さんが来られた。
TFCC損傷と診断された人でなかなか痛みが取れないと、ステロイドの注射を打たれることがある。
恐らく痛み止めも入っているのだと思うけど、効く人は半年くらい痛みが無くなったという人もいた。
でも結局はその場しのぎなので、しばらくすると痛くなる。
で、何度か注射しているうちに、これ以上はお勧めできないと言われて、注射も打てなくなる。
過去に来たお客さんは、もっと肉のそげた感じになっている人もいたのだけど、写真を撮らせてもらいそびれた。
今回は写真を撮ってもいいか確認してOKをもらえた。
この写真だと、ちょっと分かりにくいかもしれないけど、小指側の手首の辺りが白くなっている。
光の加減のように見えるかもしれないけど、本来陰になる側なので、そこが白いのは変色しているのが分かると思う。
この方はぱっと見白くなっているだけのように見えるけど、少し肉もそげてたり、筋張ってるのが見えたりしていた。
結局ステロイドの注射は痛み止めの一種として使われているので、手を酷使する習慣がある人は、痛みが結局はぶり返して、根本解決にならないことが多いと思う。
でも、そういう方だからこそ、安静にも出来ずどうにか使えるようにするしかなく、注射と言う選択肢になるのだと思う。
西洋医学は、基本的に対症療法なので、時間の経過で良くなる人には、早く良くなった感じがするので喜ばれるけど、時間経過では良くならない状態の人にとっては気休めにしかならない。
TFCC損傷に関しては、靱帯や軟骨の問題ではなく、多くの場合筋肉の問題なのです。
ただ、その筋肉の修復を出来る人があまりいないから、治らないとか治りにくいと言われて、手術と言う儀式に踏み切ってしまうのだと思います。
私自身、多くの方に施術をし、そしてやり方をお伝えしたりするのですが、多くの方には難しく感じるようです。
そして、現実的に自分のケアだけで治すということは多くの方には難しいようです。
本人がケアをするのが難しいのに、痛みは本人にしか分からず、正しく出来ているか他人には分からないのです。
私のやり方をしっかりマスターした人が全国にいてくれたら、もっと多くの人が幸せになれるのになぁ。
西洋医学は対症療法として、すごく優れているけど、原因追及が弱いんですよね。
そもそものなぜ?と言うところを考えないで、対処しようとするから多くの人が困ったままになっている。
根本解決したら組織として食べていけないというのは、医療をビジネスにしてしまったことによる弊害だと思う。
火事や事故が減ると、組織として利益が無くなってしまう。
救急隊員がそんな風になっていたらおかしいですよね。
医学も健康な人が増えると、困るという現状は変えないといけないと思う。