営業下手
私は結構繊細な生き物です。
過去、私はある営業活動をしようとしました。
それは、ポスターを作って、貼らせてもらえる場所を開拓しようとしたのです。
このポスターを、ボルダリングジムや、ゴルフ練習場、テニススクールなどに貼ってもらおうと思ったのです。
手首を痛めている人が多いこと、そして手首の痛みが良くならないと、お客さんが離脱してしまう可能性があるから、手首の痛みが良くなることは、三方よしになると思ったのです。
「売り手、買い手、世間」ではないかもしれないけど、「お店の人、お店の利用者、私」にとっていいなと思ったのです。
そこで、まず初めに自分がゴルフの練習をしていた練習場に、相談に行ったのです。
「手首の専門整体をしています。こういう方は施術を受けると良くなるので、来て欲しい」
「貼らせてください」
と。
その結果は、
「うちを利用するお客さんは、整形外科の先生や、整骨院や整体の先生なども沢山いる。」
「だから、これを見て不快に思う人も出てくる。」
「おたくだけ特別扱いみたいなことは出来ない。」
ということで断られました。
自分がゴルフの練習をしているところで、バッサリ断られるってことは、初めましてのところへ営業活動しても、もっと無理なんじゃないかと思うと、営業活動出来なくなったのです。
うちで良くなる!と言うのは、他所ではダメでも!ということでもある。
そりゃ、治せない先生からしたら、いい気はしないよなと。
ネットは検索する人が見るだけだから、見たくないなら見なきゃいい。
と言えるけど、直接お店とかに貼ってもらうのは、そこのお客さんの立場も考える必要がある。
と考えて、ポスター貼らせてくださいと言う営業活動が出来なくなったのです。
お客さんで、テニスインストラクターやってます、っていう人に、貼ってもらえないかと話したら、やっぱり難しいっていう人ばかりでしたからね。
人の気持ちとか考えずに動けるなら、ゴリゴリに営業活動出来るんですよね。
私は出来ませんでした。
一か所に断られただけで、やめてしまうんだから、相当軟弱。
断られるのが嫌だから、売り込みにも行かない。
振られるくらいなら告白しない、という根性ナシとよく似ている。
でも私は思うのです。
必死に口説いたりするのって、労力を使うから、その努力って長続きしない。
だから、付き合うまでは優しかったのに、付き合ってからは冷たいとか、そうなりがち。
猫かぶって結婚して、結婚した後には化けの皮を剥いで、こんなはずじゃなかったとか。
なんの話だったか忘れそうになったけど、相手が嫌がるなら、無理に関わろうとしないのが私のスタンス。
求めてもらえるなら提供するけど、欲してなければ提供しない。
説得も粘り強くしない。
去る者追わない。
だから、検索した人が見て、自分で判断してきてもらうのが一番合ってた。
人って、自分が信じていることが現実になるのだから、良くなると思ってないと良くならない。
誰かが言ってたからと、流されるように動いても自分の思うような幸せはやってこない。
人生は良くも悪くも自己責任。