やってもやらなくても同じなら…
やってもやらなくても同じなら…
やるかやらないか。
これは何を問われているか?によって答えは変わってきますよね。
おしゃれとか、趣味とか、好きでやっていることなら、やるよと。
結果を求めて仕事をしているのなら、結果が出ないならやらないほうがいいこともある。
では、手術ならどうでしょう?
手術を受ける側であれば、やってもやらなくても症状が変わらないなら、やらないですよね。
でも、手術をする側であればどうなのか。
手術をしても治らないとしても、後遺症とかを残さないのであれば、やろうとするかもしれない。
職業倫理のしっかりしたドクターならやらないでしょうが、駆け出しドクターであれば、症例数を増やしたいから、やろうとするでしょう。
患者さんがあとからごねそうな、めんどくさいタイプならやらないけど、おとなしそうならやるかもしれない。
私は、施術をするかしないかを考えた際、施術の効果が出なさそうと推測できたら、断ります。
施術を受けてもらって、施術が明らかに効いていないと思ったら、二回目の予約は受け付けません。
二回目以降の経過を見て、施術で効果が出てきているとか、効いている確信がない場合は、その次を取らないようにすることもあります。
直接的な施術の効果があいまいでも、全体を見ると効果があると思ったら続けることも。
いずれにせよ、私は「次回の予約はどうされますか?」と聞くだけにしています。
今の状態なら早めの方がいいとか、経過が良いから少し空けてみましょうか?と提案することはあっても、いついつに来てくださいとは言わない。
やってもやらなくても、同じなら、来てもらってもむなしいだけ。
お金のための仕事なら、来てもらわないとお金にならないわけだけど。
あと、施術をしなくても良くなりそうな人も断ることもある。
手首を痛めて間もない人とかだと、もう少し様子見をすると良くなることもある。
そこで施術をすれば、良くなった場合、施術のおかげで良くなったと思われやすい。
施術をしなくても良くなっただろうに、と思うと私はむなしい。
バドミントンの練習は、今日一日の練習は行っても行かなくても、大した差はない。
実感できるような成長はない。
やってもやらなくても、同じ。
だけど、やりたいからやる。
好きでやっていることなら、やる意味を考える必要はない。
やりたいからやるでいいと思う。
でも、やりたくはないけど、何かの為に目的を持ってやるのなら、目的を達成できないならやらない方がマシなことも。
人生に無駄なことなど起こりはしないというけども。
たくさんの無駄な経験をして、無駄なことはやらないようにしようと私は学んだと思う。
そして、やりたいことであれば、無駄であろうがどんどんやろうと思う。