野球肩の少年
先日野球肩の男の子の施術をしてきました。
余談ですけど、最近の子供は大きいのでしょうか?
小学4年生の男の子だけど、145センチと言っていました。
私は中学1年生の入学当時の身長が143センチです。
小学4年生で中一より背が高いなんて…。
で、しかもその子クラスで後ろから4番目だとか。
もっと高い子が他に3人いる…。
私がチビだったのは確かですが、4年生よりちっちゃかったんだと思うと、ちょっとショックでした。
ピッチャーをやっている男の子。
肩を痛めて、治療とかも受けているけど良くならないということで、お客さんの紹介で施術をしました。
いつものように施術前に、痛い動きを確認して、原因を突き止めて、施術をしました。
痛かった動きが痛くなくなって、めでたしめでたし。
なのですが、野球肩ってこれだけメジャーで良く聞くのに、治し方は知られていないのでしょうか。
そりゃもちろん、分かったからと言って誰でも治せるわけではないのでしょうけど、知られていないのはもったいないなと思いました。
野球って、プロの世界が有名だから、子供の頃からプロを目指す人も多い。
そして、親も子供の頃から支援する人も多い。
大会の為に親も協力してたり、親とかOBとかで病院関係者とか、治療家なども関わっていることが多い。
それなのに、野球肩や野球肘は使い過ぎとされて、明確なケアの仕方も知られていない。
野球肩を防ぐには、腕立て伏せをやるのがいいのですが、それも知られていない。
少年は身長を伸ばさないといけないから、筋トレはあまりさせないというのも聞きました。
ベンチプレスとか、そういう体をごつくするような筋トレは必要ないと思うけど、自重トレーニングは自分の体を上手に使うために、必要だと思います。
スポーツをするのだから、スポーツに必要な分は筋力が要ります。
怪我をしないための筋トレくらい、周知されていてもいいのにな。
野球選手が肩を痛めると、インナーマッスルを鍛えるとかやってましたよね。
あれをもっとシンプルに協調的に働かせるような腕立て伏せがあるのになぁと。
痛めてから、鍛えるのではなく、痛める前に鍛えておいてもいいのに。
あと、よくリトルリーグとかに体のケアのアドバイスをしに来てくれるサポーター的存在として、駆け出しのトレーナーとか、駆け出しの治療家が関わっていることが多い。
それはいわば、経験を積む為にボランティア的にやっていることが多い。
つまり未熟なプロということ。
きちんと経験豊富で、明確な効果を出せる施術家がきちんと関わっていたほうがいいんじゃないかな?と思いました。
スポーツの現場では、理屈よりも結果が全て。
世間の常識や医学の常識なんかよりも、実際に結果が出る施術をする方が大事。
問題は、時間を捻出しつつ、技術を惜しみなく出しながら、ボランティアのように施術を出来るか。
そのことの是非について、ちょっと考えてしまいました。
多くの人がお金を出し合って、日当としてもらえるなら、一人当たりの単価は高くないけど、やる価値はあるのになぁと思います。
お金も大事だけど、若い選手の夢や希望に力添えをしたいなとも思うのです。