酷使するとすり減るのか?
先日、ツイッターでとあるドクターがこんなことをつぶやいていた。
「若い頃に激しいスポーツをバリバリしていた人は、50歳くらいで膝の軟骨が削れてしまっている人が結構いる」
と書かれてました。
個人的にはこのドクターはトリガーポイントのことも理解されているので、同じような意見になることが多く、好意的に見ていました。
それだけに、このつぶやきはショックでした。
いや、整形外科の教科書レベルでは、これが正しい認識でしょう。
でも、実際には膝の痛みは、軟骨が削れるせいではなく、筋肉の硬結による、トリガーポイントの関連痛というのが大半です。
トリガーポイントの注射で痛みが無くなるのを知っているはずなのに、なぜ?!と思わずにはいられませんでした。
急に的外れなツイッターが増えたので、もしかしたらどこかからの圧力によって、忖度し始めたのかな?と思います。
もし、若い頃にバリバリにスポーツをした人が、50歳くらいになったら、変形性膝関節症になるのであれば、スポーツ選手たちは、皆足がズタボロになっていないとつじつまが合いません。
三浦雄一郎さんの著書でも、変形性膝関節症が運動することによって、改善することが書かれています。
運動していた人たちが、運動しなくなったら、痛みが出てきたというのが、それらのひざ痛の理由なんじゃないかな?と思うのです。
もしくは、昔バリバリにスポーツしていた人たちは、昔の動きを覚えているので、そのイメージで動いてしまい、身体がついてこなくて痛めてしまうのではないかなと。
スポーツをずーっと続けているお年寄りは元気です。
普段やらない人が急にやったりするから痛めるのではないかと。
軟骨が削れて痛みが出ると信じてしまった人に残された選択肢は、動かさないようにするか、手術です。
どちらにしても、元のようには運動が出来ないことになります。
運動を続けたい人にとっては死刑宣告のようなものです。
信じた人は、その先明るい未来があるのでしょうか?
信じる信じないよりも、真実はどこにある?
となるのでしょうけど、痛みが取れていけば、真実は明らかになるわけです。
手首の痛みも、靱帯や軟骨のせいになっていますが、私は断固否定します。
TFCC損傷が年のせい、加齢と言われている人も多い。
使い過ぎと言われている人も多い。
使い過ぎでも加齢でもない、事故です。
なるときはなる。
私の施術を受けに来た人は、若い人だと10歳か、9歳までいたはず。
若い人には加齢とは言わず、人を見て加齢という。
失礼でしょ。
加齢と言われた人は、怒っていいです。
加齢と言ったドクターは、
「私には治せません、年のせいにして、上手に付き合っていってください」
と言っているのと同じです。
つまりギブアップ宣言です。
だって、施術なり注射なり、なんかで治せるなら、そんなこと言わないですもんね。
私は施術が効かない人であっても、
「あなたは治りません」
「加齢でなっているから治りません」
みたいなことは絶対言いません。
私には治せませんが、○○か××を見直すことで良くなっていくかもしれません。
もしかしたらと思うなら、試してみてください。
と言います。
加齢にしても、軟骨が削れている宣言にしても、いずれもこれからどんどんひどくなるという宣告です。
人に呪いをかけて、希望を奪うようなことだけは私はしたくない。