施術はやっぱり面白い
本日は関西からのお客さんが来てくれました。
その方は大阪出張施術で初めて来てくれて、その後以前にも東京に来て手首は良くなっていました。
その後また反対の手首が痛くなったということで来られました。
以前痛めていた筋肉とはまた別の筋肉を痛めていたよう。
そしてその後来たクライミングをしている方の手首の痛みは初めてのパターン。
手首が抜けそうな感じがする、力が入りにくくなるということだったので、あの筋肉だろうなと思ったら、痛む場所が違う。
そんなところ痛くなるんだと思って、関連する筋肉をいくつか触ったら効く筋肉発見しました。
私もびっくりするけど、当然ながら手首の痛みを感じている本人が一番びっくりしていました。
ここが気になるのに、こっちの筋肉なんだ!と。
あと、関節が詰まった感じがするのは、関節の可動域の限界だから、自分の関節はここまでしか動かないと思っていたものも、実は筋肉の感じる感覚異常でした。
こっちのつまりはここ。
こっちのつまりはここ。
と、触るごとにつまりが消えていくのは面白い。
その場での変化は、私にとっては当たり前だけど、きちんとその後も症状が無くなるといいな。
パフォーマンスを上げて、思う存分クライミングを楽しんでほしいと思います。
その方も話していましたが、手首が抜けそうって話を仲間とすることがあっても、その仲間の違和感がどこにあるかは話したことがなかったそうです。
手首が抜けそうになれば、ホールドの保持が出来ないので、自分と同じだと思っていたそうです。
でも、その方の症状は私の中では珍しい症状でした。
手首の痛みって一言で言っても、いろんなものがある。
だから、手首専門でやっていても、まだまだ知らないことも沢山あるのです。
だから面白い。
TFCC損傷と言われる人でもいろいろあるし、腱鞘炎と言われても色々。
見てもいないのに、どこをケアしたらいいとか答えられないのです。