痛みの程度
施術を受けに来る人は、それなりのお金を払って受けようとするのだから、痛みを気にしている人しか来ない。
で、気にしている痛みと言うのも人それぞれなんですよね。
日常生活もままならない痛みの人もいれば、日常生活は全然問題ない人もいれば、スポーツも問題ない人もいる。
生活が出来ないくらい痛いのだから、何とかしなきゃいけないと思うのは分かる。
生活が出来ないほど痛い訳ではないけど、スポーツがまともに出来ないから何とかしたいというのも分かる。
そして、スポーツも問題なく出来るけど、時々痛みが出るから、気持ちよく楽しめないというのも分かる。
つまり、程度は色々あるけど何とかしたいんですよね。
だから私は何とか出来るようにサポートするだけ。
痛みの程度は、ひどくても軽くても、私は気にしません。
…で、そこで私が気にするのは、私が力になれる痛みなのか、そうではないのか。
力になれるのなら、全力でその痛みに向き合うけど、力になれないのであれば、それを本人に伝える必要がある。
やってみなければ分からないレベルなら、その可能性も示唆しながらやってみましょうと言う必要があるのではないかと。
力になれないと分かっていながら、頑張りましょうというのは私はやっていない。
ここは意見が分かれるところなのかもしれない。
昔あるお客さんに、
「無理かなと思っていても、頑張りましょうと言って受け止めてあげるのも優しさですよ」
と言われたことがある。
ダメかどうかは本人が決めることだから、本人がダメだと思うまで付き合ってあげてもいいんじゃない?と。
行き場のない不安を受け止めてあげる。
のか、
ロジカルに効果が期待できないことが分かった時点で、力になれないと言う
のか。
私は分かってたんだったら、言ってくれよと思ってしまう。
無料なんだったら、付き合ってあげるのも優しさの一つでしょうけど。
皆さんはどう思いますか?
これについて考えてるうちに、別の話題が浮かんだので、それは次回に繰り越します。