腱鞘炎よくなりました
先日腱鞘炎の痛みで施術を受けていた方が卒業していかれました。
嬉しいような寂しいような。
しまもと整体院は普通の整体院と違って、痛みがなくなったら来なくていいですよ、というスタイルをとっています。
いわゆる肩こりとか腰痛は不調なので、治るという概念があまりないのですが、関節の痛みと言うのはどちらかというとケガに近いのです。
怪我は良くなってしまえば、それ以上通院の必要はないのです。
なのでお客さんの卒業は喜ばしいことだけど、経営で考えると非常事態なのです。
こういう仕組みでやっている整体は貴重なので、卒業していかれるお客さんは、どんどん紹介をして欲しいなと思います。
新規のお客さんで成り立つ業態なので、新規の人が来なくなったら店はつぶれますからね。
一昔前みたいに、ホームページがたくさん見られることもなくなりましたので。
腱鞘炎の方は、フィンケルシュタインテスト陽性でした。
初回の施術で、日常生活の支障は大分無くなっていました。
その後子育て中のお母さんだったのですが、子供が飛びついてきた勢いで突き指のようになってしまってちょっとぶり返したりもしてました。
で、だんだん痛みがなくなってきて、施術の間隔も空けたりして、最終的には6回で卒業になりました。
日常生活の痛みは、2,3回でほとんど問題なくなって、その後の痛みが意外と掛かるんですよね。
普段やらない動きだから、わざわざその動きをしないと、その動きが出来るようにならないから。
でも、その方はちゃんとその痛みがなくなるまで来てくれました。
日常生活に問題がないというのと、完治というのは似てるようで違うんですよね。
火事で例えると、
日常生活に支障がないというのは、火が消し止められたようなもの。
でも、火が消えても、赤いあの火種が煤の下でくすぶっているようなもの。
今は火が無いけど、燃えやすいものがそこに飛んでいけば、すぐに燃え盛る炎が上がる。
完治というのは、火はもちろん、火種まできちんと消火したという事。
だから、また何かの事情で火が飛んでこない限り燃えないという事。
完治したって、そりゃまた何か火が飛んでくれば燃えますよ。
でも、火が飛んでこない限り燃えないのだから、火事になる前と同じということです。
ちゃんと良くなったら、不安なく過ごせるからいいですよね。
日常生活に支障が無くなっただけだったら、ちょっと使ったら、またぶり返しますもんね。
不安が無いということが何より大事。
痛みがあるかどうか以上に不安が取れるかどうかが大事なのだ。