回復の早い学生さん
先日のお客さんは、某スポーツをやっている学生さんでした。
二回目の施術で、もうほぼ痛みが出ないということで卒業していかれました。
施術を受けに来る前は、2か月ほど痛みに悩まされ続けていたのに。
TFCC損傷ではないか?と言われていたのに、こんなに早く治るものなんですか?と。
私が思うに、学生さんはまだそれほど呪いに掛かっていないから、良くなるのも早いんじゃないかな?と。
その学生さんも、施術を受けて激変して、シンプルに「あ、これ治るやつだ」と思えたようで、しょっちゅう動かしてくれていたようでした。
大会期間中だったこともあって、バシバシ動かしたから治りやすかったのかな?と本人はおっしゃってましたが、それも中々信じがたい。
普通なら、負担が強くて痛みのぶり返しになりそうなシチュエーションですもんね。
ただ、良くなったのなら、それはそれで素晴らしいこと。
施術を受けて大会で良い成績を出したから、インカレに出場出来ることになったそうです。
変化の速い人と、時間の掛かる人、痛め方の違いもあるから、一概には言えない。
けれど、学生さんで長くかかる人が明らかに少ないのは、どんな理由があるのか知りたい。
仕事をしていないから、授業中とかもケアをしていられるとか、動かしていられるとかあるのかもしれない。
シンプルに治ると信じてくれるからかもしれない。
学生さんが早く良くなる理由が分かれば、それを大人の人の施術でも活かせたらいいな。
本当なら、手首の痛みを抱えたお客さん同士がコミュニケーションが取れたらいいのになと思います。
人生を変える幸せの腰痛学校という書籍では、認知行動療法のプログラムを疑似体験できるようになっています。
そのプログラムでは、患者さん同士がコミュニケーションを取りあって、一緒に痛みを乗り越えていこうという物語になっています。
腰痛は、体の故障というより、脳の反応によって起こっている部分が大きいので、色んなケースを知ることによって、自分の痛みの克服法もイメージしやすくなります。
手首の痛みとかも、状態は千差万別。
痛みの程度も色々だし、痛む動きも様々。
状態がひどかったから治るのに時間がかかるとも限らないし、症状が軽いからすぐ良くなるとも限らない。
でも、きちんと痛みを克服していく人が目の前にいれば、自分の痛みも克服できるんじゃないか?と信じる力になることもあるでしょうね。
良くなることを信じることは大事。