ニュースを見ながら思う事
先日、とある格闘イベントが行われた。
RIZINという格闘技イベントだ。
そこでのメインイベントは、伝説として語り継がれているボクサー、メイウェザー選手と朝倉未来選手の試合です。
その直前に問題が起こりました。
メイウェザー選手に花束を贈呈する役割の人が、何を思ったか花束をメイウェザー選手の足元に放り投げたのです。
私はリアルタイムで情報を見ていたわけではなく、試合後のニュースを見てそれを知りました。
まず見た時の感想は、「何やってるんだ?!」というもので、日本人としてあるまじき行為と感じました。
試合前に選手同士が相手を挑発したり苛立たせたりするのは、パフォーマンスだったり、感情的にさせて試合を優位に進めようという戦略だったりするのでしょうけど、第三者が挑発のようなことをするのは全く理解が出来なかった。
普通に考えたら普通じゃない。
【RIZIN】”花束投げ捨て”ごぼうの党・奥野代表を独占直撃
の記事を読んで、私怨があったのかなと。
だからと言って、許される行為ではない。
けど、そういう理由があったのだなと。
そもそもこれが真実かどうかも分からない。
理解できない人の行動は、知らない情報を知ると、なるほどとなることはある。
炎上させて知名度を上げたいというだけであの行動を取ったのだとすれば、100%失敗だと思う。
どのみち私自身は興業の関係者ではないし、どの人物ともつながりが無い他人です。
ニュースを見て怒りの感情を持っても、得はない。
そもそも、事件とか事故とか、ニュースで情報を知っても、後から別の視点の情報を得たりすると、事件の印象が変わることはよくあること。
A・B・Cという登場人物がいて、最初はA氏がひどい奴だと思っていても、続報を聞いて、それならB氏が悪いじゃないか!と翻ることもあり、最終的にはC氏が仕組んでいたと知って、A・B氏共に被害者だったということもある。
車を運転して物凄い煽られたりすると、怒りがわいてきたりするけど、瀕死の子供を乗せた車だと聞いたりすれば、怒りの感情はすぐさま治まって、同情の気持ちが湧いたりもする。
良く知らない情報は、それほど怒りを沸かせてもしょうがないなと思う。
私も色々とよく怒る(いかる)人間だけど、世間一般が怒っているのを見ると、一緒になって叩こうという気持ちがなくなります。
むしろ逆にもっと怒るべき対象が他にいるだろうと思ってしまったりします。
過ぎたことだし、当事者ではないし、本当のことは分からないだろうな。
でも、花束を投げるのは、花束を作った人は悲しかっただろうな。
見えないところに傷ついている人がいるし、我々が見えないところで様々な思いが錯綜していることでしょう。
人間万事塞翁が馬、物事の良し悪しは後にならないと分からない。
だから、一喜一憂することなく冷静に受け止めたい。