ストレッチしたほうがいいですか?
こういう仕事をしていると、時々される質問。
「○○のストレッチしたほうがいいですよね?」
とか聞かれます。
そんな時、私が答える第一声は、
「何のために?」
です。
○○のストレッチ、したほうがいいかどうか?
主語になる、「何のために」が無いと答えられないんですよね。
何かをするということは、何かの結果を求めてだと思うけど、何を求めてなのかを聞かないと答えられない。
筋力アップのためなのか、怪我予防のためなのか、パフォーマンスアップのためなのか、痛みの軽減のためなのか。
前提がハッキリしていないと、適当な答えしか返せないですよね。
私、あんまり適当なこと言うの好きじゃない。
無駄なことも嫌いだし、誤解されるのも嫌いだし、嘘つくのも嫌い。
嘘をつくつもりが無くても、適当なことを言ったら、嘘をついたことになることもある。
A・B・Cの目的があったとして、Aの為には良いことでも、Bに関しては無意味だったり、Cにおいては逆効果なんてこともある。
だから、無駄なことはしないほうがいいと思うし、逆効果になることはやっちゃだめだと思う。
世の中の常識みたいになっていることが間違っていることも多い。
最近はYouTubeとかで、何々を楽にするにはコレ!みたいな簡単に楽になる方法みたいなものが流行っています。
それをやって楽になる人もいるかもしれないけど、それだけでみんな楽になるなら苦労はない。
テレビでいいって言ってた。
YouTubeでいいって言ってた。
雑誌に載っていた。
そんな感じで、みんな不確かな情報を見かけて、良いのかな?って踊らされている。
手首の小指側の痛みですら、原因の筋肉が複数あって、それぞれの筋肉でやるべき動きが違ったりする。
同じ筋肉でも部位が違うと動きが違ったりする。
回復具合が変わると、アドバイスが変わることもある。
簡単に楽になると思いすぎてる。
かと思えば、手術に踏み切る人もいる。
簡単に治らないと思いすぎてる人もいる。
いずれにしても、バランスが悪い。
なんでも自分で治せると思ったら大間違い、何でもプロに託せばなんとかしてくれると思ったら大間違い。
いずれにしても、自分の健康は自分で守る意識が大事。
ストレッチをやるのも、何のためにやるのか、ちゃんと意識すること。
適当なケアではなく、何のために何のケアをするのか。
何かをわざわざやるときは、何のためにやるのかな?と考えてみるといいですね。