痛みの出る場所が変わる
施術の効く痛み、効かない痛みと言う話で、日によって痛む場所がコロコロ変わる場合は施術が効かないことがある。
と言っています。
でも、これも言葉通り受け取られると誤解されることがあります。
例えば、手首の小指側の痛みがあるとします。
普段は特定の動作の時、手首の骨の出っ張りの周辺が痛い。
これがある日骨の出っ張りよりもっと肘寄りが痛くなった。
あるいは、手首と言うより、手の甲の小指側、いわゆるチョップの動作でぶつけるところが痛くなった。
これら上記の痛みは、痛む場所が変わったと言えば変わっているのですが、これらの痛みは同じ原因で出ることがあるので、別の痛みと言う認識ではないのです。
でも、例えば普段は右腕の骨の出っ張り付近の手首が痛いのに、ある日親指側の手首が痛くなったとか、左腕の手首が痛くなったとか、右の肩が痛いとか。
こういう左右が入れ替わるとか、痛む場所がずいぶん離れた場所になるという場合、筋肉が原因ではないのです。
痛む場所が変わるというのも、一定の法則の中で変わっている場合は、問題なく施術が効くのです。
不規則に痛む場所が変わる場合は、施術が有効ではないのです。
こういう法則的なものは、一般の人には自己判断できないですよね。
同様に、施術が効いているというのも、この場合は効いているけどこの場合は効いていない。
そういうのも法則があるので、自己ケアを自己流でやっていると分からなくなってしまうことがあるのです。
初めから全部説明すると、余計に混乱するので、その人その人に合ったアドバイスをその都度するのです。
やっていることはシンプルだけど、それ故に奥が深い。
それが痛み取りの面白さであり、難解さなのです。
ただ、共通して言えることは、良くなるも良くならないも本人次第ということ。
ヘンリーフォードの名言でありますが、
「あなたができると思えばできる。
できないと思えばできない。
どちらにしてもあなたが思ったことは正しい」
本人ができないと思えば本気でやろうとしないのだから、できるわけがないのです。
施術を受けて治ると信じれば一生懸命やるでしょうし、良くなるのかな?って思えばやっぱりダメかもと言う気持ちにもなるものです。
施術がすごく効くのか、ちょっと効くのかその人次第なのです。
私はお手伝いをするだけ。