人生は自分で変えるしかない※アドラーの教え
アドラーの教えの中に三角柱の話がありました。
三角柱のそれぞれの面には、
①悪いあの人
②可哀そうな私
③これからどうするか
が書かれてあります。
カウンセリングなどに来る方は、ほとんどの場合①②の話ばかりするそうです。
アドラーはそれらの話は聞き流すようにするのだそうです。
①や②の話を沢山聞いてもらうとすっきりするかもしれません。
辛さを分かってもらえたとか、寄り添ってもらえたなど。
しかし、どんなに①や②の話を聞いたところで問題は解決しないのです。
アドラーは③の話をしようとしたところから、しっかりと耳を傾けるのだそうです。
人は傷ついたとき、どうしても①と②の話をしてしまいがちです。
でも、どちらをどんなに話しても事態は改善することはないのです。
しまもと整体院に施術を受けに来る人でも、時々被害者の方が来ることがあります。
誰かにひどいことをされて痛めた。
交通事故に巻き込まれた。
そう言う被害者意識が強いうちは、私の施術を受けても前向きに進まないことがあります。
筋肉のケアで治ることよりも、手術をしたほうがよりヒドイ怪我をしたことになります。
相手を責めたい気持ちがあるうちは、治らないのです。
治ってしまったら責められないから。
治るにしても、手術で治ったとなれば、大変だったねと言われるけど、整体で治っただと、大した怪我だったとは思ってもらいにくいのです。
だから、被害者モードのうちは良くならない。
前を向いて、これからに目を向けた時から、身体は治る準備を始めるのです。
だから、人生を前向きに好転させるには本人が変わらないといけないのです。
水辺に馬を連れて行くことは出来ても、馬に水を飲ませることは出来ない。
本人が望まない限り、問題は解決しないのです。
こういう難しさを抱えているから、整体での施術の効果も必ずこうなるという表現は出来ないのです。
良くなる方法はある。
その人が良くなることを望むのか。
努力できるのか。
私はサポーター。(伴走者)