健康管理は自己責任、なんだけど…
健康管理は公私の宝。
昔の職場でよく言われていたことでした。
今となってはまさにそうだなと思うのですが、当時はピンと来ていませんでした。
健康管理は自己責任です。
そもそも身体というものは、食べたもので作られ、過ごした結果というのが大きいからです。
もちろん遺伝的要素だったり、生まれ持った性質もあるとは思うのですが、初期設定以外は後天的な要素で体の健康は作られると思います。
だから、健康管理は自己責任だと思う一方、情報の偏りを感じます。
これが体にいいとか、健康のためにはこうしたほうがいい、という情報が多く散乱しています。
メディアであれこれ喧伝していたり、医療機関から情報が発信されていたり、整体院や整骨院、トレーナーさんなどのような、健康産業で発信されることなど様々です。
それらの情報が間違っているものも多いと私は感じます。
とくに私が眉を顰めるのは、医療機関や厚生労働省の発信が偏っていることです。
過去の薬害事件は基本的に、医療機関、厚生労働省、製薬会社などが喧伝したことにより、被害が拡大しております。
昔から大なり小なり、発生していたのだと思いますが、医療の利権によって、ゆがんだ情報も多く発せられるのです。
予防医療と言いながら、あれこれ勧められ、それらが実は健康を害する原因だったり。
いかにも健康に良さそうなお墨付きを与えておきながら、実は健康に良くなかったり。
医学は分からないことが大半だから仕方がないとはいえ、すでに判明している誤った情報がなかなか訂正されなかったり。
健康について自己責任と言うには、あまりにも罠だらけだと思うのです。
私もこういう仕事をしていなかったら、知らなかった、気付けなかったことだらけです。
ただ、私が発信しても、権威ある人の言葉にかなわないし、公的機関の信用性に比べたら、信用は無に等しいのです。
テレビ、新聞、ラジオ、さまざまなメディアを使って情報を植え付けてきます。
プロパカンダという言葉がありますが、一方的に送り付けられる情報は、情報というより、洗脳なのです。
多くの人が共通認識をすれば、それが事実でなくても、周知の事実のようになるのです。
日本人は、なんとなく性善説というか、人を信じる傾向が強いと思います。
教育も、教科書に書かれていることを疑うということはしないまま、詰込み型で暗記することばかりになっています。
疑うということはとても非効率なのです。
その結果、思考しない国民性になったとも言えます。
そして、意見の対立を良しとしないので、多数決で多い方が正しいというやり方になってます。
情報戦という言葉を、もう少し日本人に広めていきたいなと思うのです。
そんな私は今読んでいる本は、情報戦の教科書です。
戦前の日本は、情報戦というものを国民に教えていたようです。