常識との戦いは難航する
常識と違うことを言っても、基本的にはなかなか信じてもらえない。
常識というのは多くの人が信じることであり、なぜ多くの人が信じるかと言うと、時の権力者や専門家など権威のある人の言葉が、メディアなどの拡散ツールを使って広く伝わっているからです。
天動説から地動説に変わるのにも、300年以上もかかっています。
出産時の妊婦さんが沢山亡くなった産褥熱の原因は、医師が手洗いをしなかった為であることを発見し広めようとした、ゼンメルワイスは医学界から糾弾されて、不遇の死を遂げました。
時の権力者が言っていることを否定した場合、それを認められることはほぼ無いのです。
天動説などは宗教の教えなども絡んでいるため、都合が色々悪かったのです。
今の医学界はお金が絡むせいで、認められないというのが大きい気がします。
手首の痛みが良くなったとある患者さんが、同じ痛みで悩んでいる仲間に
「筋肉のケアでTFCC損傷と言われる症状が治った」
と報告した際、こんなことを言われたそうです。
「筋肉のケアで治ったってことは、TFCC損傷じゃなかったんだね、良かったね。
俺のは完全に靱帯が切れてしまっているから筋肉じゃどうしようもないよ。」
医者の言うことを信じてしまった人は、治る方法を教えてもらっても、その方法を試すことすら出来なくなるのです。
人の怪我の程度は、その人にしか分かりません。
早く治ったら、その程度の痛みだったということにしてしまうのなら、治らない人の痛みが一番強い痛みということになってしまいます。
治したいのか、治したくないのか?
治したいのなら、治った人の話を聞くべきだし、治せるという人の話を聞くべきなのです。
ただ、世の中の治療家は皆、私にお任せください、と言うのです。
私は、その場で痛みの変化を出します。
その場で明確な変化をしない場合、何度も通ってもらうことはありません。
私からすれば、治せない人間は、治せるとか言うなと思います。
しかし、それを言うから私は嫌われるのです。
私は、医療関係者や治療家を攻撃したいのではない。
ただ、治らなくて困っている人、手術をせずに治したいと思っている人に私の言葉を届けたいのです。
治し方を知らない人の言葉に耳を傾けてしまう人が多々いることに悔しさを感じます。
が、私よりも有名な病院の有名なドクターの言葉の方が、信じられるのでしょう。
コロナ禍でも起きたことですが、医学界の主流派の意見に反発をする人は、排除されます。
国立医大の教授でも、主流派の意見を否定すれば、左遷されて発言力が奪われて終わります。
日本の医療システムが、ビジネスの上に乗っかっている限り、無駄な手術や投薬は無くなりません。
セルフケアで体を治す方法など、認められるわけがないのです。
とある場所で、アイシングをすると身体の治りが悪くなる、と言う話をしたら、
「本当の痛みで苦しんだ人にしか分からない」
と言う言葉と共に、否定をされました。
私は手首の痛みで本当に苦しんで、挫折した人間です。
10年治らなかった痛みを自分で克服した人間ですが、その人に私の痛みは分からないのです。
私はその苦しみを乗り越えて治し方を見つけた人間です。
その言葉を言った人に対して私は怒っているのではありません。
医学界に怒っているのです。
医学の仕組みに怒っているのです。
医学がビジネスになっていなければ、効果の無いモノは、効果が無いと広がるのです。
医学がビジネスになっているせいで、効果の無いものがあふれかえり、効果が無くてもあるように見せられ、行われるのです。
無駄な手術と言うものは、ビジネスで医療が提供される限り、医療機関側にとって無駄ではないのです。