血圧のお話
血圧のお薬を飲んだり、血圧が高くなることを不安に思っている人もいると思います。
ではこの血圧と言うのはどういうものかご存知でしょうか?
血圧は血液の圧力です。
全身の血管に血液を送るためには心臓のポンプの力で押してやる必要があります。
そのポンプの圧力が血圧です。
血圧が高い低いというのは、血管の太さや本数が関係するのと、血液がどのくらい必要なのかによって変動します。
はげしい運動をする人は筋肉に血液が多く必要になるので、その為に血管も太くなり、筋肉への毛細血管も多く張り巡らされるようになります。
反対に運動をあまりしない人は、多くの血液が必要になることが無いので、血管が太くなることは無いし、血管の数も多くはなりません。
また、血液を大量に必要とするのは脳ですので、頭を活発に働かせるには脳に血液を多く送らないといけないので、血圧は上がります。
つまり血圧が高いとか低いというのはそれなりの理由があるという事です。
ですので、薬によって血圧を下げるというのは恐いなと言うのが私の感想です。
運動をしなくなって年月が経ち、血の巡りが悪くなったから血圧を上げることで血液を送っていたのに、薬で下げたら行き渡りにくくなるという事です。
年を取ったら一般的に血圧は高くなるのが普通です。
若い時ほど血管が太くないし、毛細血管の数も減っているからです。
元々は年齢+90くらいは普通だそうです。
ですが、血圧の基準値がジワリジワリと引き下げられて今では140以上は高血圧という事になってしまったそうです。
本来血圧を上げないと血液が行き渡らないのに、血圧を下げてしまったことで体調不良が出てくることもあります。
足が冷えやすくなった、つりやすくなった、手足のシビレが出るようになった等々です。
薬を飲み始めた時期と、腰痛が出始めた時期が一致するという人もいらっしゃいました。
血圧が上がるのはストレスなどによって、血管が収縮してしまっているとか運動不足によって血管が細くなってしまったなど、原因があるはずなので、本来はそちらをどうにかしないといけないと思うのです。
一時的に薬によってコントロールすることは必要な場合もあると思いますが、一生飲み続けないといけないというのはいかがなものかと私は思うのです。
高血圧 ウソ などで検索すると、お医者さんなどでも、それらについて警鐘を鳴らしている先生もいらっしゃいます。
ストレスによって血圧が上がっているのなら、ストレス源を解消できれば解消するし、出来ないのであれば、その結果緊張した体を緊張しっぱなしにならないよう、適度にほぐしてやる必要があります。
高血圧と整体と言うのは、一般の人にはつながりが無いと感じられてしまうかもしれませんが、緊張を取る、運動しやすい状態を作るものとして、高血圧予防にも活用して頂けるのです。