筋肉の硬い、柔らかいってどういうこと?
筋肉が固いとか柔らかいという表現はよく使います。
しかし、この言葉には実は大きく分けて2つの意味が存在します。
一つは筋肉の柔軟性という意味です。
もう一つは、筋肉の物理的な硬さです。
筋肉の柔軟性と言うのは、例えば、立って膝を伸ばしたまま前屈をして、手が地面に届くかどうか?を見るように、関節の可動域をチェックすると分かります。
前屈で分かるのは太ももの裏の筋肉の柔軟性です。
これは、筋肉の硬さではなく、正確には筋肉の長さなのです。筋肉が縮みっぱなしになる(短くなる)と柔軟性が低いという事になるのです。
もう一つの筋肉の物理的な硬さと言うのは、触って硬いか柔らかいかと言うお話です。
物理的に硬い理由もまた、いくつかあるので細かいことは省略します。
例としては、力が入って硬いという場合や、血流が悪くて硬いという場合などです。
整体で何とかできる硬さは、物理的な硬さの方がメインです。
柔軟性に関しては、血流が悪いとその分硬くなることもあるので、施術後は少し柔らかくなることもありますが、柔軟性を高めるには、日々のストレッチが大切です。
この硬さの違いが分かるようになるのもプロならではなのかもしれませんね。体の柔軟性が体の痛みの原因になることもありますが、直接的に関係するのは、血行不良の硬さの方です。
肩こったなとか、腰が重いなと言うのは、干物に近づいたサインですね。
干物になる前に血液を流しておきましょう。