まるで心理カウンセリングを受けているかのようで…
【Oさん 30代 女性 職業:パート】
6/12に白山で施術していただいたOです。
その節は大変お世話になりありがとうございました。
5ヶ月間苦しんだ右手首の痛みが完治しましたのでご報告させて頂きます。
私は30代の主婦です。
仕事で重い物を持った際に痛めた右手首。
放っておけば2〜3日で治るだろうと思っていたのがいつまで経っても痛みが取れず、しばらくして整骨院に行くと手首の捻挫で靭帯が伸びていると言われ固定して安静にするようにと。
4ヶ月ほどテーピングとサポーターで固定をしてはみたものの、仕事では常に重い物を持たなければならない為安静にする事は出来ず、痛みに耐えながら自然と右手をかばうように仕事をしていました。
一体この痛みは何なのか?このまま治らないものなのか?とネットで調べたところ症状からTFCC損傷にたどり着きました。
私の場合手首を小指側に曲げた時、ねじった時、手をついた時、重いものを持った時などにピリピリとした痛みが出ました。
そしてその治療法のほとんどが固定・安静または手術で、治ったという内容のものがほとんどなかったのには愕然としました。
治したいけどもしかしたらもう一生治らないかもしれない、とこの頃はかなり悲観していました。
朝起きてまずする事は手首を動かして今日もやっぱり痛いな…と確認すること。
痛みが当たり前になってくると段々家族にすら『痛い』と言葉に出して言う事を我慢するようになっていました。
この痛みに慣れてうまく付き合っていくしかないんだと。
なので家族も私がここまでこの痛みに苦しんでいた事は知らなかったと思います。
痛くても普通に家事して仕事もしていたので余計に。
でも今思えばこの痛みを誰かに分かって貰えてたとしたらそれだけで救われたように思います。
見た目じゃ分からないからこそ辛かったです。
ギプスして包帯でもしていたらきっと周りの人も気にかけたとは思いますが。
本当にどうにかしたいと思い整骨院の先生に相談したところ、大学病院を紹介するから精密検査でも受けてみたら?と言われましたがどうせレントゲン撮って湿布貼って終わりだろうと思い、治る気がしなかったので断りました。
そんな時、もう一度ネットでくまなく調べてみると島本先生のブログにたどり着きました。
ブログを読んだ瞬間衝撃を受けました。と同時にもしかしたら治るかも!と希望が持てました。
不安が無くなり心がスッと軽くなりました。
迷う事なくすぐさまテーピングとサポーターを外し、自己流でトリガーポイントを指圧してみるとすごく効いてる感覚がありました。
しばらくしてタイミングよく島本先生の東京出張があったので診てもらう事になり、これでダメなら諦めようと思っていました。
当日はちょっと緊張してしまいましたが、痛みのチェックをすると不思議なことに先生の前では痛みが再現できず自分でもびっくりしてしまいました。ついさっきまでは痛かったのに(笑)
先生によるとたまにそういう人もいるそうで。
私のように痛みが出たり出なかったりする人は精神的なところから痛みが発生している場合があると言われ、先生と色々話をするうちに今まで自分が気づいていなかった部分、一人で抱え込んでいた事などかなり心をえぐられました。
まるで心理カウンセリングを受けているかのようで、それまで抑え込んでいた感情が一気に溢れ出し施術をしてもらった感覚も覚えていないぐらい終始大泣きでした。
手首の痛みは体からのサインです、そう言われました。
頑張りすぎないように手首が痛くなってるのだと。そう考えるとなぜ手首なのかも納得でした。
仕事で一番手を使うので。
この頃は色々抱え込んでいて必死で仕事をしなければならない理由もあったので、先生からの言葉はまさに心に突き刺さりました。
施術が終わって家に着いた途端また痛みが戻ったのには本当に驚きましたが、一方で自分が変われば治るかもしれない!と希望が持てました。
それからは、肩の荷を下ろしてもっと気楽に生きようと意識しました。
自分の時間を持ったり、嫌われてもいいから言いたい事を言ったり、断る勇気を持ったり。
ペットを飼って楽しみをみつけたりもしました。
そして自分が一番苦手だった『人に甘える・頼る』という事もやってみるようにしました。
その間手は普段通り使いながらも、筋肉のケアなどはほとんどしませんでした。
でもそうしているうちに本当に不思議なんですが1ヶ月程で痛みが出なくなり、今では全く痛みもなく完治することができました。
あの時あんなに苦しんで絶望していた手首が、動かしても痛くない、気にしなくていい。
たったそれだけの事でこんなに幸せなのかと当たり前の事に改めて感謝する日々です。
もし島本先生に出会っていなかったらまだ痛みに苦しんでいたと思います。
人生をも見直すきっかけを下さった島本先生には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
私も先生のブログに救われました。
皆さんの経験談が何より励みになりました。
このブログを読んでいらっしゃる、同じように手首の痛みに苦しんでいる皆さまの少しでも力になれればと思い書かせていただきました。
私のようなパターンもあるんだと参考にしていただけたら幸いです。
長々と失礼しました。
【院長コメント】
Oさん、コメントありがとうございます。
施術で効果を感じていただけない方が、改善していったという情報はとても貴重なものなので、うれしいです。
原因のはっきりしない痛みがあるときは、何か肉体的以外にも原因があるのです。
ただ、その内容などは分からないんですよね。
Oさんはたまたま私が何気なく聞いた一言で、核心に触ってしまったのだと思います。
でもあの時あんなふうにあふれていたので、気付けたのではないかなと思っていました。
ただ、気付けても生き方を変えるってなかなか大変なことなんですよね。
なので、その後の経過、そして結果の報告を頂いたときはとても嬉しかったし、私自身勇気づけられました。
私自身まだまだ乗り越えないといけないことが沢山あるので、Oさんの報告は、
「変われる」そして、「変われば変わる」ということを教えてくれるのです。
痛みがあるとき、本当はもっと周りの人に頼ってもいいのかもしれない。
痛みがあるとき、本当はもっと他にやりたいことがあるのかもしれない。
痛みがあるとき、本当はなにかから逃げたくなっているのかもしれない。
自分とちゃんと向き合えば、生き方も楽になるし、人生も楽しくなるし、結果的に痛みもなくなるかもしれない。
この結果報告から、さらに他の方からの改善報告も続くといいなと思います。
生き方の見直しは、施術を受けなくても可能なので、施術を受けていない人でも流れ弾に当たって変化する人も出るかもしれません。
手首の痛みがある方で、私の施術が効かなさそうな方も、希望を捨てずに自分自身と向き合ってみるといいかもしれませんね。
ご報告ありがとうございました。