粗品
謙虚な日本人にありがちなのは、粗品というレッテル(ラベル)を貼ること。
ものだけじゃなく人、人というより自分かな。
もしかしたら親から貼られたかもしれないし、中高生の時に周りと比べて自ら貼ったのかもしれない。
でも、そんな粗品として貼られたラベルが嫌なら自分で剥がしてもいいんだと思う。
一度粗品とされたって、実は宝物なんてものもたくさんあるし。
ある人が見たらガラクタでも、ある人が見たらお宝だったり。
価値のわからない人、価値を感じない人がつけたラベルをいつまでも貼ってなくてもいいと思う。
謙虚な日本人はとにかく、粗品としてしまいます。
謙虚な親(他人の評価を気にする親?)に貼られた粗品なんてラベル剥がしてしまいましょうよ。
吉本新喜劇でも良くやってるネタですが、「つまらないものですが…」と粗品を渡されたおじいさんが、
「つまらないものにはメーン!」
って杖で叩き落とすやつ(笑)
たしかにつまらないものなら渡すなよって思いますよね(笑)
日本人の謙虚さという美徳も、海外からの価値観も混ざり合った現在、少しずつ変わっていくのかもしれない。
小さくなるばかりが日本人じゃないと思う。
人に言ってるというより、自分に言ってます。
自分も人から言われたことと自分で感じたことによって、粗品のラベル貼ってます。
自信過剰に思われることもありますが、そこは私は本当に主張したいところ。
けれど、私自身は劣等感の塊というか、自分なんて…みたいな思いがやはり結構根っこに残ってます。
みんなを勇気付けるよりもまずは自分を勇気付ける必要がありますね。
人に大丈夫だよという前に、自分に大丈夫だよって…。。。
思えるとこと思えないとこが…。
最近読んだ本田晃一さんの書籍にこんなことが書いてありました。
人は長所で尊敬され、短所で愛される
長所は人に対して、「すごいな」と思うとこなので、その通りですよね。
で、短所も確かに余裕のある人からすると「カワイイな」ってなるんですよね。
釣りバカ日誌のはまちゃんとか、仕事に関してはとにかくポンコツですよね。
でも愛されてます。
ボケボケしてたり、ポカしたり、ダメダメなところがあるから人間味が出ますもんね。
だから長所で尊敬され、短所で愛される
ならば、どんな自分でもOKなんですよね。
問題は自分がそれをダメだと思っていることですよね。
人に言われたことがあることだって、たまたまその人に余裕がなかったのかもしれないし、機嫌が悪かっただけかもしれない。
だからそんなことで、「だから自分はダメなんだ」って思わなくていいんですよね。
自分で自分にOKが出せると、自然と周りもOKとしてくれるようです。
自分もすごい。
この人もすごい。
そんな風に認めあえるようになりたいと思います。
そして、すごくない自分も魅力的と。