痛みの強弱
痛みは日によって感じ方が違いますよね。
手首の痛みも、日によってひどく痛かったり痛みが軽かったりします。
これは肉体的な要素の場合も痛みの増減がありますし、メンタル要素の場合もあります。
そもそも肉体的な要因、精神的な要因というのも私の主観です。
医学的にはそもそも軟骨靭帯が原因なので、こんな考え方あるわけないです。
ただ、痛みがひどかったりマシだったりを軟骨や靭帯の損傷で説明は無理だとは思いますが。
まず、肉体的な要因の場合、
①筋肉の硬結の度合いの違い
があります。
筋肉の硬結がガッチリ大きく固まっていると、痛みも大きいのではないかと。
別で例えると、擦り傷と言っても、皮がこすれるくらいの擦り傷もあれば、肉がえぐれるような擦り傷もありますよね。
硬結でも固まりかけがぽつぽつということもあれば、みっちり詰まって固まることもある。
そんな感じで筋肉の硬結の度合いで痛みの増減があります。
手首を痛めてすぐとか、無理をして酷使をして耐え難い痛みまで出てきたときなどはひどく固まっているのではないかと。
これらは痛む動きをしないようにして、適度に安静を保つと、日ごとに少しずつ軽減していきます。
おおよそ1~3週間ほどで痛みは軽くなると思います。
②興奮すると痛みを感じにくくなる
いわゆるアドレナリンが出て痛みをあまり感じなくなります。
仕事始めは痛いけれど、だんだん慣れてくる。
とか、
忙しくなると痛みを忘れている。
などですね。
そして気が抜けると、だんだん痛みが戻ってきたり、翌朝とても痛くなっていたりします。
これらは時間変動のようなものですね。
③温まると痛みが少なくなる
動かしているうちに痛みが軽くなるのも、これも関係します。
動いているうちに少し血流が良くなり、固まっている部分も少し改善されるのです。
干物も水をつけていると少しふやけるみたいな。
固まりきっているところは無理だけど、固まりかけのところくらいなら温まると痛まなくなります。
上記が肉体的に説明のつく、痛みの増減です。
それに対して精神的なものは、
①動きでは説明がつかない
朝は何をやってても痛かった、でも昼はどんなに動かしても全然痛まない。とか
昨日は激痛だったけど、今日はなんともない。とか
肉体的には説明がつかないですよね。
肉体的な痛みの場合、痛む動きと言うのは基本的には特定のものです。
こうねじると痛い、こう曲げると痛い。
ここまでは痛くない、ここから先は痛い。
というように。
これがはっきりしない場合は、何が原因だか良く分からないんですよね。
でもだからと言ってこういう方が手術をする必要があるかと言えばないですよね。
だって、軟骨や靭帯が原因なら痛みが消えたり、出たりの説明出来ませんからね、筋肉以上に。
手首の痛みは、痛みの増減はありますが、こんな感じで理解しておくといいのではないかと思います。