テニス上達のコツ
私は昔から人のアドバイスをうのみに出来ない方でした。
聞く気がない時もありますが、聞く気になっている時でも、違和感とか疑問が浮かんでくると、それをそのままには出来ない方なんです。
だから、
「こうじゃないですか?ああじゃないですか?」
と口応えのような感じになってしまい、屁理屈言うな!とかよく言われていた気がします。
で、テニス上達のコツを屁理屈をこねて言います。
テニスのスクールに通っていて言われること、
「フォームが崩れてるから、もっとこう腰を落として、手打ちにならないように。」
って何回も言われます。
そのつど私が思うことは、
「フォームが崩れてるのは分かっている、でもこれはボールとの距離感をつかめていないから。」
です。
私は昔、軟式テニスをしていました。
今年になって硬式テニスを始めたのですが、ボールの跳ね方が全然違います。
硬式テニスの方がボールが良く跳ねるし失速しません。
軟式の感覚が取れないうちは距離感を見誤ります。
結果、ボールに体が近づきすぎたり、高すぎる打点になって腰が浮いて手打ちになったりするのです。
これはある意味ラケット競技とか球技なら、どの競技でも言えることですね。
バドミントンでも、シャトルの落ちてくる位置に素早く入れば、ちゃんとしたフォームで打てます。
その推測が上手な人は早い。
飛んでくるボールやシャトルを何度も何度も目に焼き付けるうちに、どの辺にくるか推測できるんです。
飛んでくるボールやシャトルに手が届くかどうかは、届かなさそうなボールに飛びつく経験を何度もやって、届く届かないが身につくのです。
それが身につかないうちは、下手に手を出してしまったり、取れる球をスルーしてしまったりするんです。
だから、ボールと戯れる時間が必要なんです。
でも、スクールでは限られた時間でレッスンを受けるので、その時間だけで上達するのは困難です。
軟式テニスをやっていた時は、壁打ちを相当やりました。
壁打ちをやっているうちに、ボールがどう飛んでくるか。
どのくらいのスピードで飛んでくるかつかめてくるのです。
壁打ちをしたり、友達と延々とラリーをしていたりすれば、だんだん距離感、スピード感がつかめてくると思うんですよね。
でもそれが環境として作れないと、上達していくのは難しいなと感じてしまったのです。
それでも週に2・3回とかレッスンをしていれば上達するのでしょうが、週一回か二週間に一回では少なすぎますね。
そして、ボールとの距離感をつかむためにスクールを利用するのは非効率だし費用が無駄になると思います。
多分レッスンを受けていて、何度も怒られたり注意されたりして、モヤモヤしている人の中にはこういうことを感じている人は沢山いると思います。
この問題をクリアしていかないと、初心者がテニスを上達するのは難しいのではないかな?
そして、そういうことに気付いて対策を取っていかないと、テニスを続けてもらいにくいのでスクールとしても問題だと思います。
人のアドバイスを聞いてもいいわけが浮かぶ私の屁理屈でした。