アドバイスは真逆になることもある
急がば回れ
善は急げ
君子危うきに近寄らず
虎穴に入らずんば虎子を得ず
二度あることは三度ある
三度目の正直
上のことわざは、全部真逆の意味を持ってますよね。
人に対するアドバイスなんて、ケースバイケースなんですよね。
手首の症状で言えば、
怖がりすぎて動かさないようにしすぎてる人には、
大丈夫だから動かして!
と言うし、
無理しようとしてる人には、
急に激しく動かすのは良くないから、少しずつにしましょう!
とアドバイスしたり。
今日の患者さんでも、痛くても動かしてね、と話したら激痛がするテニスをすることかと思われてビックリされました。
加減をしながらも痛む動きをすることを言おうとしたわけで、無理してくださいではないのです。
あ、これはアドバイスの違いではなく、伝わり方の問題ですね。
その人の状況や環境によって同じような質問でも、答えが変わるなんてことは日常茶飯事ですよね。
施術を受けた後の経過も本当に人それぞれで、一度受けた後からは日常生活はほとんど問題なく過ごせるようになる人もいれば、ほとんど何も変わらないとおっしゃる方もいます。
でも、初回にちゃんと変化してる人は、2回目を受けに来ると、自分のケアと私のケアの違いを認識できて、少しずつ自己ケアも効果を実感できるようになっていきます。
私自身が自分で効かせ方を見つけていったように皆さんも見つけていけるんです。
効いてるとか効いていないとかは本人しかわからないんです。
だから自己ケアをやってみてもらわないと、その先のヒントなど見えてこない。
私と患者さんとの協力で痛みをなくしていくんです。
人任せにしてはいけない。